2014/05/28

日本初のMemsource certified trainer に認証されました!

本日、5月28日、我々が日本初のMemsource certified trainer の認証を得ました。



今後、セミナーや展示会等でMemsource Cloud、Memsource Editor 等を積極的にご紹介してまいります。

本日はひとまずご報告のみです!

株式会社MK翻訳事務所
Director of CTU
Memsource Certified Trainer
梶木正紀

2014/05/27

翻訳料金の下落を防ぐ方法-003

久しぶりにこのタイトルで書き込みします。

翻訳料金の下落を防ぐ方法です。翻訳料金を上げる方法と言った方が正しいかもしれません。

ちょっと思いつくままに書いてみます。

1)コストが掛かっていることを理解していただきましょう

  • まさかそこら辺の文房具店で買ってきた封筒にこれまた文房具店で買ってきた請求書にボールペンで金額を記入してクライアントに送付してないですよね。封筒は、プロがデザインしたものを使って下さい。請求書もちゃんとロゴマークが入ったものを使用して下さい。
  • ホームページも同じです。プロに作ってもらいましょう。
  • アシスタントぐらいは採用しましょう。だれか事務所(または自宅)にいないと営業にも出ることができません。または電話転送サービスを利用しましょう。秘書代行サービスを利用してもいいでしょう。

2)高級感を出しましょう
  • 住所は大都市にしましょう。実際の作業はご自宅でも結構です。住所だけでもレンタルオフィス等でお借りしましょう。
  • 可能であれば、日頃身に付けるものにもお金をかけましょう。クライアントとの打ち合わせに半パン半ズボンでは信用されません(クールビズであってもノータイにノージャケットは私の好みではありません。私は、暑いならポロシャツ+チノパンでもします。その際、最低でもラルフローレン製のもを身に付けています)。勿論、カバンも1980円で買ってきたものは使いません。ボールペンも打ち合わせのときぐらいは高級品を使用します(事務所では100円ボールペンで十分かもしれません)。
  • フリーランサーさんでいいので営業マンを採用しましょう。営業マンがいる翻訳会社という認識をしていただけます。
3)翻訳工程をご理解いただきましょう
  • 翻訳ワークフロー、校正者ワークフロー等1つの翻訳が完成するまでに複数人が関与していることが分かるフローチャートのようなものを用意しましょう。
4)翻訳料金を算出する際、上記の要素を考慮して算出しましょう
  • 上記要素を考慮して算出するのはいいですが、嘘はいけません。行っていない作業を料金に上乗せしてはいけません。すぐバレます。
5)他人の悪口は言わないでおきましょう。

  • 料金となにも関係がないように思われるかもしれませんが、大いに関係があります。悪口を言う人にまず仕事自体が集まりません。悪口を言わない人を目指しましょう。


一般的に、以上をクライアントにお分かりいただくとそれなりの料金になることをご理解いただけます。

我々は上記を徹底するためまず事務所をちゃんとお金をかけて事務所のグレードアップを行いました。フロアプラニングはプロに頼みました。組み立て、ネット配線もプロにお願いしました。小さい事務所ですが、スタッフの休憩コーナーも設けました。事務所はスタッフだけのものと考えています。クライントと面会するときは会員制のサロンでしかお会いしないようにしました。

よりよい翻訳をご提供するためにお金をかけました。クライアント様にもご理解いただけると信じています。

2014/05/26

Central Translation Unit (CTU)完成しました!

とうとう事務所のレイアウト変更が終了しました!


レイアウト作業中の事務所


ばらばらと家具が解体されていきました。



書物は段ボール箱に避難させました。



ひとまず僕は作業の立会いのみをしていましたが、作業開始後30分で自分の立っている位置もなくなってしまい、事務所の隅の方に避難していました。

自分の居場所がなくなったのでキッチンコーナーに避難したところからの写真

書物や書類はトランクルームに預ける予定でしたが、やはり翻訳会社に書物がないのはおかしいと思いましたので、書物は一旦段ボールに避難させて、レイアウト後の事務所に書物を保管することにしました。

壁一面本棚!爽快な気分です!

これまで商談コーナーでお弁当を食べていたスタッフのために休憩コーナーを設けました。

ここでお弁当+休憩

オフィスグリコも休憩コーナーにあります。



本来、この休憩コーナーはお弁当食べたり休憩するためですが、Wifiがつながっているので、お仕事もできます。座ってみましたがいい感じなので、僕はここの隅で仕事をしようと思っています。

隅って落ち着く~!

このコーナーから外も景色が見えるので仕事につかれたら移動してここで仕事をしようと思っています(下の画像ではポケットWifiが写っていますが、不要です)。

ふ~。
家具の解体及び組立等は、ELKさんにお願いしました。家具のプラニングはIKEAさんにお願いしました。

ネット配線は、パソコン生活応援隊!さんにお願いしました。どちらの業者さんは土日も対応していただけたので大変助かりました。

今日から気分を変えて業務に専念しようと思います。

とにかく白が基調です。
*2014年後半にスタッフの増員を予定しています。
*本日をもってスタッフ以外は立ち入りをご遠慮いただくことになりました。ご面会は、グランフロントのナレッジサロン等でお願いいたします。その際、お約束をお取り下さいますようお願い申し上げます。

2014/05/23

とうとうレイアウト改装が明日に迫った!

やっと書物の箱詰めが終わりました。本棚にはわずかながら物が残っていますが、家具の解体には支障はないでしょう。

本等を箱詰めしました。
この事務所に引っ越してきたのが2009年でしたのであれから机を増やしたりしましたがレイアウトは基本変わりませんでした。

来期は採用も考えているし、そろそろ模様替えみたいなことをやってみたいと思っていました。

家具の搬入+解体した家具の搬出は、明日の土曜日+日曜日を考えています。ネットやプリンタの配線は日曜日に行います。

月曜日には業務に支障がないように普段通りに業務ができればいいなと思っています。

ちょっと乱雑とした現在のレイアウト。

レイアウト終了に伴って、事務所は、Central Translation Unit に名称変更をします。僕のタイトルもChief Project Manager から Director of CTU に変更されます(職務は全く同じ)。社内翻訳者さんもタイトルが「社内翻訳」から「CTU Linguist」に変更になります(職務は全く同じ)。職務同じならタイトルを変える必要はないではとお思いになるかもしれませんが、まぁ~変えてもいいかなみたいなのりです。

オフィス・マネージャーの変更後のタイトルが思いつきません。どうしようかな~。「ちゃんこ長」にでもしようかな~。

看板の発注を完全にスルーさせていた・・・。発注しないと。

少しずつ変化をもたらそうと思っています。

2014/05/19

業務改善

業務改善を経営課題としています。

業務を改善できる点や、手作業で面倒な点や、自動化したい点をスタッフにリストアップしてもらっています。

本日、スタッフから「電話メモが面倒だ。メモも書かないといけないし、メールも書かないといけない」という書き込みがありました。

本日から「メール連絡だけでよい」に変更しました。

1つ1つ業務改善をしていこうと思います。

そのうち翻訳が面倒くさい。全自動でできないか、みたいな書き込みがあるかもしれません。

2014/05/08

小規模事業者持続化補助金に申請してみませんか?

小規模事業者持続化補助金の採択に至るまでに関してちょっと真面目に書きます。

補助金を受け取れることになりました。これは、補助金です。助成金と違って、返済義務がありません。

実は同時期にもっと金額が大きな補助金の公募もありましたが今回は断念しました。アイデアが足りなかったこともありますが、補助金は事業終了後に入金されるため、補助金なしで新事業を開始できそうになかったからです(とにかく1千万円程度の新事業を開始する必要がある。その資金は銀行融資等でまずまかなっても良い)。今回採択された補助金は、ひとまず自己資金で十分事業を開始できそうでしたので応募しました。

我々は、ダメもとで申請しています。なにしろ今年初めて募集されたので過去データを参照することができませんでした。

まず、申請書を大阪の商工会議所さんの担当者さんに自信満々で提出しました。内容は、「オフィスレイアウトを変更し、家具等を購入し、スタッフが働きやすい環境を構築して生産性を高める」というものです。

翌日、記載されている事業内容では申請に通る可能性が極めて低いと電話で言われました。所謂、拒絶理由通知書が発行されたようなものです。新規性も進歩性も欠如していたようです。

「チラシの作成や配布」、「ホームページの作成」、「店舗改装」などは、これらの効果で収益が上がったという因果関係が必ずしも明確でないため、ここでいう「直接収益に結びつく行為」には該当しません。<=という一文があることが分かりました。事務所のレイアウト等を変更して環境を改善した結果、生産性が上がったとしても直接の因果関係を特定することは難しいというわけですね。

拒絶された理由は、「単に机とか椅子とか買い換えるだけ」に過ぎないので新規性、進歩性ともないというものでした。性能が高いPCを買い替えるというのも認められないと言われました。PCは汎用性が高いため、特定の事業だけに使用を限定できないためです(それならオフコンならOK?)。

それで、拒絶を覆すために、「セミナーおよび講師業の開始」という新事業(サービス)の開始に関する内容に変更しました。その後、大阪の商工会議所さんから東京の日本商工会議所さんにとりあえず提出して下さい、と言われました。

特許出願だったら完全な新規事項に変更ですので、無効でしょうね・・・。

新事業や新サービスは思いつくとPCに書き込んでいます。ネタだけなら10~20は常にストックしています。実施可能性が高いネタもあれば、低いネタもあります。多くの資金が必要なネタもあれば、少ない資金で開始できそうなネタもあります。

我々の申請が通った理由は、新規性が加わったこと以外に、この補助金がスタッフが5名以下の小規模の事業所の申請を優先というものだったからかもしれません。

創業以来初めて資金調達を行いましたが、資金調達にも色々あるのですね。経営者としてちょっとだけですが勉強できたと思います。

結局、レイアウトの変更は全額自己資金で行うことになりました。

申請書提出直後の写真。ぐったり。

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2014/05/07

翻訳の品質管理方法(1日の上限を設ける)

翻訳の品質管理(QA:Quality Assurance)に関して書きます。

翻訳ソフトにもQA機能が実装されているので、数字の抜けや誤りは、ソフトに任せれば良いと思います。

指定の単語が使用されているかは同じくソフトにチェック機能が実装されているのでソフトに任せれば良いと思います。

後は、人間の目でチェックする方法を採用すれば良いと思います。

つまり、PCが得意とする単純チェック作業はPCが行えば良いし、人間しかできないような細かいチェックは人間が行えば良いと思います。この組み合わせがQAの基本姿勢だと思っていました。

それに加えて、最近気づいたことがあります。

翻訳ワード数(文字数)の一日当たりの上限を設けることです。

2500ワード/日

8時間勤務だったら、312.5ワード/時なので、1~2ページぐらい?勿論、分野にも左右されるでしょうし、あくまでも平均です。

よく「難易度が高い」と言われますが、どうやって判断すれば良いかと言うと、ご自分の1日の平均翻訳単語数を下回るテキストは、「難易度が高い」と言えると思います。

2500ワード/日達成のために仕事中はラインはしません!
4000ワード/日とか5000ワード/日とかでも翻訳を行うことができる翻訳者さんがいらっしゃることは存じ上げていますが、あえて1日の上限を設けることに意味があると思います。

私の経験から行って、2500ワード/日を超えると急に品質が低下します。野球でいうと100球を超えたあたりから球威が落ちることに似ていると思います。

2500ワード/日というのは少ないような気もしますが、毎日コンスタントにこのペースを維持できるのはプロでないと難しいでしょう。

2500ワード/日というのは、月~金までの5日間の勤務で、2500ワード×5=12500ワードです。4週間/月として、12500ワード×4=5万ワードです。5万ワード/月か・・・。やはりプロ(またはそのクラス)でないと無理という気がしますが、どうでしょうか?

2000ワード/日でもいいかもしれませんね。ちなみに同じ計算式を使うと、2000ワード/日では、4万ワード/月です。

あまりにも生産性が低いと商売になりませんが、かと言ってあまりにも厳しいノルマを課すと品質低下が心配です。

ですので、「PCの作業」、「(複数の)人間の作業」、「1日の上限」の組み合わせがより良い翻訳を生み出す秘訣かもしれません。

ただし社内翻訳者さんは翻訳以外の業務がある(会議とか業者との折衝とかブログを担当している方もいるはずです)ので、なかなか翻訳だけに集中できないことは分かっています。当然、1日の上限に達しない日もあるでしょう。

我々もより良い翻訳を生み出す秘訣みたいなものを探し求めています。もしご存じの方がいらっしゃったら是非ご指導下さい。

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2014/05/03

小規模事業者持続化補助金の事業者に採択されました!

創設以来初めて資金調達に成功しました!

資金調達にも色々ありますが、今回行ったのは「補助金」です。ご提供いただくことになったのは日本商工会議所様です。

日本商工会議所が取り扱っている小規模事業者持続化補助金
http://www.jizokukahojokin.info/files/1913/9901/0935/kinki.pdf

結果を拝見すると大阪市中央区の会社さんも沢山採決されているようです。まだ2次の結果が残っていますのでもっと増えると思います。

今回の補助金を使って、セミナー事業を行います。申請書を提出したのは先月でした。本日、大阪の商工会議所様から決定のご連絡を頂戴しました。

通知が届きました(2014/05/07)。
特許翻訳セミナーとか、翻訳テクノロジー等に関するセミナーを開催する予定です。今までも開催したことはありましたが、基本的に予算はゼロでした。つまり無料サービスを使っていました。

補助金を使って、出演料を支払って外部講師の方を招いたり、プロのカメラマンさんにビデオを撮影していただいたり、有料のオンライン配信サービスを利用したり、有料の会場をお借りしたりすることが可能になります。

ちなみに事業全体が補助金で補助されるわけではありません。事業予算の2/3が補助されます。それと補助金が支払われるのは事業が終了してからになります(つまり、申請した事業を行わなければ補助金は出ない)。経費報告も義務付られます。

セミナーやるべ~。来てね~!

採択された事業所様、一緒に頑張りましょう!よかったら情報交換しませんか?なんだったらセミナーにも出演して下さい!


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2014/05/02

翻訳料金の下落を防ぐ方法-002

翻訳料金の下落を防ぐ方法についてまた書いてみます。

たしかに翻訳料金を固定させると下落はしない。下落もしないし上がりもしない。

それでは利益が出ないので事業としては実施できない。

それなら翻訳に加えて付随するサービスで利益を出せば良いのではないか?

つまり、以下のようにすればよいのではないか?

案件A
翻訳料金(固定料金) 50,000円
付随サービスA 100,000円
付随サービスB 80,000円
計230,000円

案件B
翻訳料金(固定料金) 50,000円
付随サービスA 100,000円
付随サービスB 100,000円
計250,000円

案件A
翻訳料金(固定料金) 50,000円
付随サービスA 150,000円
付随サービスB 90,000円
計290,000円

翻訳会社だから翻訳で利益を出さないでどうすると思われるかもしれないが、翻訳会社だからこそ翻訳用のリソースは多いはずなので不可能ではないのではないか?

そもそも翻訳会社は翻訳だけで利益を出しているわけではないのだから・・・。

IEの修正パッチをDLしたらなぜかPCのデスクトップがこんな花柄に・・・。
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