以前は、この分野は、絶対にこの翻訳会社という選び方があったはずだ。それが今では翻訳者のCVの内容で依頼が決まっている。エンドユーザさんは翻訳会社の社内作業には興味がない。というか翻訳会社は、翻訳者の翻訳が右から左へエンドユーザさんに納品されるとでも考えているのか?
ISOに準拠しているエンドユーザさんほど翻訳者のCVの内容を重視する傾向にある。僕は、最近、どうもこの傾向が強いなと感じていたのだが、定着してしまっているのかもしれない。
まぁその方が誤訳や抜けがあった場合、「これは翻訳者が悪いです。我々の責任ではありません。」と答えられるのでそっちの方が楽かも(笑)。
翻訳者が変われば翻訳がスタイルとか表現が大幅に変わってしまうという翻訳を納品し続けた我々翻訳会社に辟易したエンドユーザさんが立ち上がったと言ってもいいかもしれないが・・・。
これまでは、CVよりトライアル重視だったと思う。しかしCV重視が国際スタンダードであればそれはそれで仕方ないです。ISOについては詳しくないのですが、トライアルの結果はどういう位置付けになっているのだろうか。