2017/09/04

大手翻訳会社の品質が悪いと言われる理由

お客さんとか同業者さんとお話していると大手翻訳会社の品質が悪いという評判を頻繁に聞きます。必ず聞きます。僕だけではないと思います。その理由を完璧に説明いたします。

大手翻訳会社さんは生産規模が非常に大きいという実力をお持ちです。1つのクライアントに対して月間100件とか200件とか(ワード数で言うと、100万ワードとか200万ワードとか)の翻訳を提供しています。

比率から言えば、100件中1件(つまり1%)の翻訳の質がたまたま悪いと、「悪い」ということだけが独り歩きし始めます。99%の翻訳は質は悪くありません。

これが「大手翻訳会社の品質が悪い」と言われる理由です。従って、月間100件程度翻訳を提供されている大手のクライアントが大手の翻訳会社に関して「質が悪い」と言った場合、大半の翻訳の品質は悪くありません。

大手ではなく中小の翻訳会社に関して「質が悪い」と言った場合、その中小の翻訳会社は全体的に質が悪いかもしれません。100件のうち1件が低品質であれば、低品質度は、1%ですが、20件のうち1件が低品質であれば、低品質度は、5%に跳ね上がってしまいます。

我々は、とてもではありませんが、1つのお客様に対して月間100件の翻訳を提供できる生産能力を有していません。しかし3年以内にそれができるような組織を構築しようと考えています。

中小規模の翻訳会社にとれば、20件程度なら高品質の翻訳を提供できていたが、100件ともなると目が届かなくなって低品質の翻訳が混ざってしまうことは、会社規模が大きくなる過程で避けられないことでしょう。しかし大手さんはこの過程を乗り切ったからこそ現在大手であります。

大手翻訳会社さんは「品質が悪い」と言われても切れることはありません。SNSにお客さんの悪口を書き込んだりしません。大人だからだと思います。これが大手さんの本当の実力です。

2017/09/02

精神論や根性論

我々の事務所では精神論や根性論を採用していません。その理由は、マニュアル化できないからです。マニュアル化できないと社長が不在にできないですよね!誰かが常に指導しなければならなくなります。本人がいつまでたっても独り立ちできません。

「この案件、死ぬ気でやれ!」と言われても「死ぬ気」をマニュアル化することは難しいと思います。

2017/09/01

今日は、9月1日。12期だ!

創業してから今日はお陰様で12期を迎えることができた。お客様、スタッフには感謝しかない。

今期、我々は、こんなことをやります。

  1. 生産性向上
  2. 新部門の発足
  3. 新サービスの導入

これが今期の3本柱です(江川、西本、定岡というか、桑田、斎藤、槇原みたいな感じです)。

9月4日(月)に社内プレゼンテーションで詳細をスタッフには発表します。

頑張りまっせ!

2017/08/30

満員御礼!Memsource 活用セミナー(大阪)

本日(8月30日)、グランフロント大阪のナレッジサロンのミーティングルームにて、Memsource 活用セミナーが開催されました。満員の36名様がお越しくださいました。

皆様、ご参加いただきまして大変ありがとうございました(遠く、三重からお越しいただいた方もいらっしゃいました)。
満員だったんですよ。
ミーティングルームの利用規則でマイクが使用できないというハンディはありましたが、無事終了できました(マイク以外にも色々規則があるのです。ここには書きませんが)。
参加者にはこのボールペンがもらえた!
懇親会もご参加いただきまして大変ありがとうございました。

次は、9月22日のMT Summitだ!今から資料を作ります。

2017/08/29

昨日、今日はセミナーの準備でちょっと忙しいです

明日のセミナーのため13:30から打ち合わせ。

昨日は、誘導の人員配置を決めました(グランフロント大阪の北館は10時にならないとエスカレーターは動かないので参加される方々が会場まで来れないので、誘導員が必要なのです)。

ロールアップ作ったんだけど、事情があって使用できない・・・。

せっかく作ったロールアップ(袋に入ったまま)。
明日、頑張ります!

2017/08/28

「~に対する」は常に「for」ではないよ

僕は日本語が第1言語なのであまり意識したことがなかった。しかし翻訳をスタッフに指導する過程で面白いことを見つけた。

それは、「~に対する」に対応する英語だ。普通、「for, to 」とかを思いつくと思う。

一番おもしろいと思ったのは、from も「~に対する」と訳せることだ。

つまり、

There is a difference from the first embodiment.

第1実施例に対する相違がある。

まさか「from」が「に対する」の訳に対応することもあるなんて今まで気付きませんでした。

もう1つ間違いやすい例として、

transmission to the base station
* transmission for the base station

基地局に対する送信(一般テキストなら、「基地局への送信」かな?)があります。

誤って「for」にする人もいるけど、「送信に対する」だから前置詞は「to」だ。特許明細書ではこういう場合、「~に対する」が好まれるのかもしれません。

2017/08/27

読んだ本:すごい効率化

9月からは「効率化」を事務所の1つのテーマにしようと思っています。そこで以下の本を読んでみました。

僕は、「するな」とか「しなくていい」と言われたことをしないことが効率化の第1歩だと思っています。「やれ」とか「しろ」と言われたことだけしかできないと人間は成長しません。

以下が仕事を効率化できる方法だそうです。箇条書きしたほうが効率的だそうですので真似てみました。
  • 人から頼まれた仕事を優先する。
  • 具体的に指示、yes or no 5w1h question 、長々メール、チャットを書くな。箇条書きにせよ。
  • チームワークの方が早く終わる。例:急ぎの案件
  • 50%の完成度ですたスタート<見切り発車力<走りながら考える意識が仕事を速くする
  • 新規サービスの企画書を提出せよと上司から指示されても、あれこれ考えずにまず適当に思い付いたアイデアを上げる。<見切り発車のポイントは途中で軌道修正すること
  • 情報は本から取れ。ネットや新聞はスキルアップにはつながらない。
  • PDCAよりCAPD思考の方が早い。
  • できるだけ頭を使う。自分が得意な仕事をする。苦手な作業や単純なルーチンワークは人に任せる。テンプレ化して効率的に仕事をこなす。
  • 即断即決<練習方法=ランチを1秒で決める。ランチで悩む人は何でも悩む。「今日のおすすめ」に最初からする。>決断回数を減らす。その意味で仕事においてはテンプレ化。習慣化が有効。
  • スキル×コンディション<寝てないことが最大の失敗。「仕事が終わらないから、最近は睡眠不足で・・・」>「睡眠不足だから仕事が終わらないのだ」
書名:すごい効率化
著者:金川 顕教(カナガワアキノリ)氏
出版社: KADOKAWA / 中経出版