2012/04/23

Global Translation Memory

MTに関連して、本日は書きたい。

ウェブサービスで提供している機械翻訳のトランスレーションメモリは、全世界の翻訳者が利用可能である。翻訳ペアを提供することが翻訳業界のみならずビジネス全体の発展につながると信じている。

弊社は小さな会社なので大金を寄付したりできないけど、翻訳業界に貢献できるのなら翻訳ペアの提供もやぶさかではない、と考えています。

問題は、弊社はIP関係の翻訳をしており、クライアントとの守秘義務があり、文書自体に知的財産権があるので、翻訳ペアを共有目的では提供できないでいることだ(著作権の問題ではなく、知的財産権の問題です)。ですので、趣旨にご賛同いただけるクライアント様がいらっしゃれば大変助かります。出願明細書の翻訳の共有は無理だろうが、先行技術文献等の翻訳ペアの提供は可能かもしれない。

提供することに対してどのような法的問題が生じるのか法律の専門家にご意見をいただきたい。それに翻訳ペアがどのように共有されるのかも知りたい。法的な問題を解決できないと翻訳ペアの提供は無理だろう。

以前、Google Translator Toolkit を使って、提供した翻訳ペアがどのように保存されるかの実験をしたことがある。1パラグラフだけを完了させた後、エンターキーを押した。その直後に、同じフレーズを翻訳しようとしてみたが、自分が提供した訳文は現れなかった。恐らく数日しないと現れないようである。これは翻訳ペアの精査をやってるからだろうか?誤訳を削除するといった作業をMT側が行っているのかもしれない。

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