翻訳料金の下落を防ぐ方法です。翻訳料金を上げる方法と言った方が正しいかもしれません。
ちょっと思いつくままに書いてみます。
1)コストが掛かっていることを理解していただきましょう
- まさかそこら辺の文房具店で買ってきた封筒にこれまた文房具店で買ってきた請求書にボールペンで金額を記入してクライアントに送付してないですよね。封筒は、プロがデザインしたものを使って下さい。請求書もちゃんとロゴマークが入ったものを使用して下さい。
- ホームページも同じです。プロに作ってもらいましょう。
- アシスタントぐらいは採用しましょう。だれか事務所(または自宅)にいないと営業にも出ることができません。または電話転送サービスを利用しましょう。秘書代行サービスを利用してもいいでしょう。
2)高級感を出しましょう
- 住所は大都市にしましょう。実際の作業はご自宅でも結構です。住所だけでもレンタルオフィス等でお借りしましょう。
- 可能であれば、日頃身に付けるものにもお金をかけましょう。クライアントとの打ち合わせに半パン半ズボンでは信用されません(クールビズであってもノータイにノージャケットは私の好みではありません。私は、暑いならポロシャツ+チノパンでもします。その際、最低でもラルフローレン製のもを身に付けています)。勿論、カバンも1980円で買ってきたものは使いません。ボールペンも打ち合わせのときぐらいは高級品を使用します(事務所では100円ボールペンで十分かもしれません)。
- フリーランサーさんでいいので営業マンを採用しましょう。営業マンがいる翻訳会社という認識をしていただけます。
3)翻訳工程をご理解いただきましょう
- 翻訳ワークフロー、校正者ワークフロー等1つの翻訳が完成するまでに複数人が関与していることが分かるフローチャートのようなものを用意しましょう。
4)翻訳料金を算出する際、上記の要素を考慮して算出しましょう
- 上記要素を考慮して算出するのはいいですが、嘘はいけません。行っていない作業を料金に上乗せしてはいけません。すぐバレます。
5)他人の悪口は言わないでおきましょう。
- 料金となにも関係がないように思われるかもしれませんが、大いに関係があります。悪口を言う人にまず仕事自体が集まりません。悪口を言わない人を目指しましょう。
一般的に、以上をクライアントにお分かりいただくとそれなりの料金になることをご理解いただけます。
我々は上記を徹底するためまず事務所をちゃんとお金をかけて事務所のグレードアップを行いました。フロアプラニングはプロに頼みました。組み立て、ネット配線もプロにお願いしました。小さい事務所ですが、スタッフの休憩コーナーも設けました。事務所はスタッフだけのものと考えています。クライントと面会するときは会員制のサロンでしかお会いしないようにしました。
よりよい翻訳をご提供するためにお金をかけました。クライアント様にもご理解いただけると信じています。
0 件のコメント:
コメントを投稿