翻訳ソフトにもQA機能が実装されているので、数字の抜けや誤りは、ソフトに任せれば良いと思います。
指定の単語が使用されているかは同じくソフトにチェック機能が実装されているのでソフトに任せれば良いと思います。
後は、人間の目でチェックする方法を採用すれば良いと思います。
つまり、PCが得意とする単純チェック作業はPCが行えば良いし、人間しかできないような細かいチェックは人間が行えば良いと思います。この組み合わせがQAの基本姿勢だと思っていました。
それに加えて、最近気づいたことがあります。
翻訳ワード数(文字数)の一日当たりの上限を設けることです。
2500ワード/日
8時間勤務だったら、312.5ワード/時なので、1~2ページぐらい?勿論、分野にも左右されるでしょうし、あくまでも平均です。
よく「難易度が高い」と言われますが、どうやって判断すれば良いかと言うと、ご自分の1日の平均翻訳単語数を下回るテキストは、「難易度が高い」と言えると思います。
2500ワード/日達成のために仕事中はラインはしません! |
私の経験から行って、2500ワード/日を超えると急に品質が低下します。野球でいうと100球を超えたあたりから球威が落ちることに似ていると思います。
2500ワード/日というのは少ないような気もしますが、毎日コンスタントにこのペースを維持できるのはプロでないと難しいでしょう。
2500ワード/日というのは、月~金までの5日間の勤務で、2500ワード×5=12500ワードです。4週間/月として、12500ワード×4=5万ワードです。5万ワード/月か・・・。やはりプロ(またはそのクラス)でないと無理という気がしますが、どうでしょうか?
2000ワード/日でもいいかもしれませんね。ちなみに同じ計算式を使うと、2000ワード/日では、4万ワード/月です。
あまりにも生産性が低いと商売になりませんが、かと言ってあまりにも厳しいノルマを課すと品質低下が心配です。
ですので、「PCの作業」、「(複数の)人間の作業」、「1日の上限」の組み合わせがより良い翻訳を生み出す秘訣かもしれません。
ただし社内翻訳者さんは翻訳以外の業務がある(会議とか業者との折衝とかブログを担当している方もいるはずです)ので、なかなか翻訳だけに集中できないことは分かっています。当然、1日の上限に達しない日もあるでしょう。
我々もより良い翻訳を生み出す秘訣みたいなものを探し求めています。もしご存じの方がいらっしゃったら是非ご指導下さい。
HP (JP): http://www.mktranslationfirm.com/
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クラウド翻訳システム: http://cloudtranslationtechnology.wordpress.com/
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