2017/10/31

ファックスDMとか、プレスリリースとかどうやってますか?

今までファックスDMとか、プレスリリースとかは、内製していた。内製というとかっこいいが、要は、社内スタッフが専門家でもなく手が空いたときに作成していた。これではいかんと思ったのでナレッジサロンのコミュニケータさんに紹介してもらってクリエイティブ系のディレクターさんを紹介してもらった。

お聞きしてみたがファックスDMとか、プレスリリースとかだったらプロのクリエイターとかデザイナーとかに依頼せず、社内で誰かが作成すればどうですか?と言われた。会社パンフレットぐらいを作成するならデザイナーに依頼すれば良いらしい。恐らくファックスDMの作成を専門にしているフリーランサーはいないのではないかということだった(いないならなれば日本初とか言えるのではないかな?と思ったが)。

そーですね、と言って事務所に戻った。そして社内でやれば良いようだぞとチャットで流した。

ということで今後もファックスDMとか、プレスリリースとかは社内で作成することになった。

2017/10/29

第25回知的財産翻訳検定試験

本日(10月29日)は、第25回知的財産翻訳検定試験実施日ですね。受験される方は頑張ってください! 幸運をお祈りします!

事務所からも何名かが受験します。どうなるでしょうか?

追記:2017年10月30日
試験が終わった本日、受験したスタッフに質問すると、口を揃えて「時間が足りなかった」とのことでした。日頃の仕事と比べると、難易度が格別上がるわけではなさそうなのですが、じっくり調べ物をして休憩している時間はないみたいですね。とにかくお疲れ様でした。

2017/10/25

翻訳で一番難しいこと

特許翻訳の場合、技術分野により難易度に違いはあります。それでも一番難しいのは、「指示書通りに翻訳すること」ではないでしょうか。一番の腕の見せ所は、「指示書に書かれていないことをどのように訳すか」だと思います。やはりお上手な翻訳者ほど処理もお上手です。

2017/10/24

品質と、専門性と

品質は、チームワークに依存することが多い。複数のスタッフがワークフローを通して仕上げるからだ。本人が気付かないミスも他人が見つけることがある。

専門性は、個々の能力に依存することが多い。学歴とか、職歴とか、研究分野とかに依存するので。

2017/10/22

宣伝、広告費

来期以降につながるように宣伝、広告費にもう少しお金を使いましょうということになりました。ご縁があっていい方がいれば社内スタッフを最大2名まで増やすことも検討します(中小企業はどこもいい人材獲得に苦労なさっているそうです)。

2017/10/17

世界で始めて大西洋を飛行機で渡ったのはリンドバーグ。では2番目は誰?

件名のクイズに答えられる人は少数だろう。

2番目は、バート・ヒンクラーさんという人らしい。

大半の人は、2番目の人のことは覚えない。

商品やサービスについても同じことが言えると思う。

2017/10/16

文章がうまくなるコツ、翻訳がうまくなるコツ



先日の「ライティングと人間中心設計 (人間中心設計推進機構 関西支部主催)」というセミナーでの勝谷誠彦氏がどうすれば文章がうまくなるかという質問に対して「書く量を増やす。うまくないということは書く量が絶対的に不足している」と返答されていた。

翻訳にも同じことが言える。

翻訳が下手な場合、絶対的な翻訳量が足りてない

翻訳がうまくなるコツは、翻訳量を増やすこと、だ。

2017/10/14

資本主義経済において仕事を途切れさせない絶対的なルール

昨日(10月14日)、グランフロント大阪のナレッジサロンのプレゼンサロンで開催されたセミナーで講師の勝谷誠彦氏がおっしゃったのだが、絶対的に仕事を途切れさせない秘訣が1つある。

安い、早い、うまいと仕事は途切れない。

考えるまでもなく当然だと思う。その反対の、「高い、遅き、下手だと仕事はない。」では、仕事はないだろうし。

昨夜のセミナーは、顧客の方を見るという基本的な考え方を教わったような気がする。

2017/10/13

ライティングと人間中心設計 (講師:勝谷誠彦氏)に参加しました。

本日(10月13日)、ナレッジサロンのプレゼンサロンで開催された「ライティングと人間中心設計 (人間中心設計推進機構 関西支部主催)」に参加しました。

最前列をキープ!スライド一切使わないのでスクリーンがちょっと可哀想。
講師は、勝谷誠彦氏。

面白かったです!

タイトルの「ライティング」は、writing の方です。lighting ではありません。

 人類は、Webのお陰で歴史上ない大量のテキストを書いて無料で発表している。昔は、大金を払って自費出版をするなど活字化に努力が必要だった。現在、twitter では、140字入力できるが、大半のユーザは、15字程度である。ブログも2~3行スペースを空けて書いている。プロの物書きからすると、アマチュアのライターさんには、「書きたい」という執着心のようなものを感じない。
 物を書くときは、顧客満足を目指す。そのために様々なテクノロジーに対して投資せよ。読者を見て書け。膨大な量を書け。

 勝谷氏のお話が聞きやすいのは、話したことがそのままテキスト化できるぐらい重複がないから。テキストをイメージしながら話している。原稿を見ない(そもそも用意されていない)。

僕も今度のセミナーは原稿なしスライドなしでやってみようと思います!

もっと面白いお話もありましたが、これぐらいに。

では!

2017/10/11

自分より翻訳能力に劣るチェッカーが校正担当の場合の心得

本来、チェッカーは、翻訳者のエラーを見つける仕事なので、

能力=翻訳者<チェッカー

の不等式が成立するべきである。

しかしときには、

能力=翻訳者>チェッカー

の場合もある。そのとき、翻訳者としては、どういう心構えをすれば良いかについて書きます。

結論として諦めが肝心である。

スポーツで例えると、チームのエースである(例えば、ジャイアンツの菅野投手)が7回までリードした状態で、中継ぎ投手にリレーする場合を想像すれば良い。中継ぎ投手の方が、菅野投手より劣るのは明らかである。しかしこの場合、先発投手である菅野投手は、ベンチで声援を送ること以外にできることはなにもない。中継ぎ投手がばしっと抑えて試合に勝つ場合もあれば、逆転されて負ける場合もある。

しかし菅野投手クラスになると、年間15勝以上は勝つし、防御率も2点以下である。日本代表でもエースピッチャーである。心の底では逆転を許した投手のことをボロカス言うかもしれないが、口には出さない。

翻訳者もこれぐらいの気持ちで業務に励んだ方が良い。

年間15勝ぐらいできるチームのエースと言われる翻訳者を目指すべきだ。

2017/10/10

弱者が取るべき戦略

「市場を新しく作り出して、その市場で一番を目指せ!」

これが弱者の戦略である。ランチェスター戦略にそう書いてある。

野球にも弱者の戦略がある。昔、野村克也氏が監督をしていた頃のヤクルトがそうだ。ちなみに強者の戦略は、当時のジャイアンツである。FAで各チームの4番打者とか、エースを次々に獲得した。我々は、明らかに弱者だ。火を見るより明らかである。

世界を見ると、特許翻訳市場は、数社の強者に支配されている。我々が進出するスペースはない。だからその市場には参入しない。

我々は、独自に「機械翻訳+ポストエディット」市場を作り出そうとしている。その市場で一番を目指したい。いままで自分達の市場を作り出そうと努力してきたが、できなかった。一番になれるサービスがなかったのだ。しかし今、MT+PEというペアでサービスを作り出して、市場を作り出せば、一番になれる可能性だけはある。

ビジネスというのは、スポーツ(例えば、野球)と同じ。どちらもセオリー重視である。ビジネスでは、投資もしているので最低限資金回収をする必要がある。だからセオリーを重視する。危険は冒せないのだ。突拍子もない考えは普通しない(僕はこれでもしてないつもりである)。野球では、勝負に負けるわけにはいかない。迷えばセオリーに従う(例えば、迷ったら外角低めのストレートを要求するとか)。それとどちらも、確率の勝負をしている。前者では、2つ(別に3つでもいい)案があれば、確率の高いものを選ぶ。後者でも、キャッチャーは、抑えられる確率が高い配給をするものだ。

だから「MT/PE部門(仮称)」を設立は、突拍子もないアイデアではない。マーケティング理論に従った弱者の戦術である。

2017/10/08

事業の進め方、ポシャり方

我々は、2019年に機械翻訳の本格導入を決めた。その準備作業として社内に「MT/PE部門(仮称)」の設立を決めた。ここまで到達するには試行錯誤した。

我々は、元々特許翻訳だけを行ってきた。サービスが1つしかないのでバックアップ策としてそれ以外のサービスの開発を考えだした。その時思い付いたのが、リーガル翻訳、多言語翻訳(フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語)である。

まず機械翻訳に関しては、2013年に遡る。MTに関して、ほぼ知識がなかったので東京で開催される予定だったフォーラムに参加してみた。

2013年4月11日(木)~12日(金)
「TAUS Tokyo Executive Forum 2013」(主催:TAUS様)

このフォーラムで印象に残ったのは、「現在、英語がリンガフランカだが、将来は、MTがそれに代わる」と冒頭でおっしゃったことだ。このフォーラムを通して、MTの実践利用に関して学んだ。しかしこの当時、MTは、ルール型及び統計型であったので、一般利用できるMTの精度は極めて低く、とてもではないが、我々のサービスとしては使えないものだった。

その後(ほぼ2年も空いてしまうのだが)、今度は、大阪でセミナーが開催されることになったので、参加してみた(2年間なにもしなかったわけではないです)。

2015年1月30日(金)
機械翻訳と向き合うときが来た ― MTをもっと身近に、現実的に考える ―」(主催:日本翻訳連盟様)

ここで印象に残ったのは、「日本の翻訳業界は、欧米の業界と比べて10年遅れている(20年とおっしゃったかもしれないが忘れた)」とどなたかがセミナーでおっしゃったことだ。だがこの時点でもMTはサービスとしては到底使い物にならないものだったので実践利用はしなかった。このセミナーのタイトルに「現実的に考える」という文言があるが、現実的に考えたらMTから撤退していたと思う。

それでも諦めずに準備だけはしていた。我々が実践利用できそうだと感じたのは、2016年にGoogle さんがニューラルMTを発表したときだ。つまり最初にMTのフォーラムに参加して可能性を感じてから3年経過している。この3年間、MTが実践利用できるとは夢にも思わなかったので、MTは社内的にはボツ案になる寸前であった。この3年間、MTが事業に活用できるめどが立っていなかったので担当者は実質的に僕一人が個人的に動いていたに過ぎない。

ちなみにニューラルMTというコンセプト自体は新しいものではないらしい。コンセプトとしては存在していたが膨大な量のコーパスを収集できる能力がなかったため、実現できなかった。Google さんは膨大な量のコーパスを収集することに成功した。

結局、実践利用できるめどがたったため、2017年10月に「MT/PE部門(仮称)」の設立を決めた。僕を含めて、4名体制からスタート。2019年には、本格的にMTとPEとを主力サービスにするつもりだ(ブログもスタート)。

ですのでMT/PE部門(仮称)」を設立すことになったのは単なる思いつきではない。過去3年間に渡って考えてきたことを形にしただけだ。社内のプレスリリースやプレゼンテーション資料等の翻訳は、MT/PEがすでに大活躍している。今後は、ポストエディタの育成に力を注ぎたい(時々、教えてくれと同業者から言われるが、営業秘密だと思うのでノウハウは教えられない)。

その間、新しいスタッフを採用したが、面接では「今までやったことがないことに挑戦します。それでもいいですか?」と尋ねて、「それで結構です!」と快諾してくれた人だけを採用した。

それと同時に、バックアップ策として検討していたリーガル翻訳は、小規模だが継続してサービスしている(以前は、日英/英日をお引き受けしていましたが、現在、日英だけ)。多言語に関しては、ドイツ語を採用した。独日、日独の担当者を採用(両方ともネイティブ)して、ドイツ語部門も設立した。フランス語、中国語、韓国語に関しては部門設立には至っていない。

事業ってこんなものだろうと思っている。各社様々なサービスを打ち出すが、失敗に終わったサービスもあれば、ボツになったサービスもあるだろう。

ユニクロの柳井正氏が著書「1勝9敗」で述べているように、大企業にもなれば、10つ案があればそのうち成功するのはわずか1つ程度だ。中小企業は、規模が小さいので同じ規模では語れないが(費やす費用が小さいのでそもそも成功しても小さな成功であり、その小さな成功も本来は成功とは言えないが成功とカウントする傾向にある)、まさか10案があっても成功するのは3つ以下だろう、と思う。

MT/PE部門(仮称)」の設立に関しては、日本市場及び海外市場の両方にプレスリリースを出した。「プレスリリース見たよ。Masa やったね!」と激励メールもいただいているので、頑張ろうと思います。

2017/10/06

トップ営業も色々

トップ営業について書いてみたい。

グリーン営業と言われる「ゴルフ場で商談をまとめる」ことがお得意な社長さんが取る手法。

名称があるかどうかは知りませんが、「テニスをしながら商談をまとめる」というバージョンもないわけではないようです。

異業種交流会で営業をする社長さんもいらっしゃいます。

僕は、個別訪問は一切しないので、プレスリリースとか、セミナーを自分の「トップ営業」としています。

各社長さんが各々お得意のトップ営業をお持ちのようです。


2017/10/01

秋は翻訳のイベントが目白押し

11月29日に東京で翻訳祭が開催されます。その翌日に、Wordfast さんのロードショーが翻訳祭と同じ会場で開催されます。某会社の合同ミーティングも同じ日、そして未公表ですが、某CATツールも翻訳祭の翌日にセミナーを開催するみたいです。全部出席したいですが、体は1つしかありませんので1つしか出席できません。

*Kilgray さんのMemoQのロードショーも翻訳祭の翌日に東京で開催だそうです(大阪でも別の日に開催されるようです)。

2017/09/27

読んだ本:無駄にならない勉強法

印象に残ったのは、

「私は今までに100回以上の講演、セミナーを自社開催していますが、「最新最先端のハウハウが学べます」「上級ノウハウが学べます」と強調するほど初心者が殺到することを何度も確認しています。初心者ほど、背伸びをして上級ノウハウを知りたがる。基本を学ばずに自己流を目指したがる」

だから勉強が身につかないのだ、というところです。

僕は、100回もセミナー講師を務めていませんが、応用編というタイトルで翻訳システムに関するセミナーをやっても参加者の大半は、CATツールを持っているが使いこなせていない初心者の方です。使いこなせていないのなら応用編は理解できないと思うのですが、なぜか使いこなせていない方々が応用編に参加されます。恐らくこれでは話しの半分ぐらいも理解されていないと思います。そのくせ「セミナーがつまらない」「わけがわからなかった」というアンケート結果が出る場合がありますが、そもそも参加するセミナーを誤っています。

最近、本を買わなくなりました。Kindle版がない限りは購入しません。しかしKindle 版は便利です。信号待ちも苦にならなくなりました。相変わらず未読の本が増える一方ですが。

書名:無駄にならない勉強法
著者:樺沢 紫苑
発行年月日:2017/1/10
出版社:サンマーク出版

2017/09/26

割り切り力

経営者には、決断力とか洞察力とか色々能力が必要だと言われていますが、僕は、今までやってこれたのは「割り切り力」だと思っています。

これからもそうだと思います。

僕は後ろを振り向かない性格なので。

2017/09/25

弊社、上野(ドイツ語翻訳担当者)がミニ講演会に登壇いたします!

弊社の上野(ドイツ語担当)がJTFさん主催の今年のミニ講演会に登壇いたします。内容は、「ドイツ語特許翻訳に参入しませんか?」みたいなものになります。

こちらをご覧ください>http://www.jtf.jp/festival/festival_program.do

登壇する時間は現在調整中のようです。

皆さん是非お越しください!

こちらもご覧下さい:
日本語:https://depattrans.blogspot.jp/2017/09/blog-post_92.html
ドイツ語:https://depattrans.blogspot.jp/2017/09/prasentation-beim-27.html

2017/09/19

読んだ本:もっと遠くへ

印象的な言葉は、「私の記録はすべて不器用さと頑固さのおかげ」でした。

王選手とイチロー選手の共通点があっておもしろかったです。それは、打席に向かう前の一連のルーチン>打撃を突き詰めていくと失投を見逃さないこと。そのために初球から振れる準備>臨戦態勢を取る。

ルーチンって大切みたいですね。

王選手は、バットをわずかに遊ばせていたことで有名ですが(バットをあまらしていた)、それは、インパクトの瞬間、ヘッドの遠心力が最大限活かすためだったようです。バットを最大限長く持っているイチロー選手とは好対照です。

王選手が引退を考えたのは、牽制球のボールを後ろにそらしそうな不安を感じたから。その後、打撃にも現れたからだそうで。最初に守備で不安を感じるようになったということろが意外でした。一塁手として名手と言われた王選手らしいといえばらしいですね。

荒川博さんは言うには、「名人ってのはいくらでもいるんだよ。野球界だって、おすし屋さんだって、職人という名人がいくらでもいる。だけど、その道を極めた人はめたにいない。」だそうですが、王選手はその道を極めた人ですね。

「助監督時代は、学ぶことがなかった。責任を持って決断するという経験ができなければ何も学ばない。」とのことですが、なるほどーと思います。会社でも文句ばっかり言ってる人がいますが、その人がいつも不平不満や文句しか言わないのは自分の発言に責任を取る必要がないからですよね。

この本、面白かったです。

書名:もっと遠くへ
著者:王貞治氏
出版社:日本経済新聞出版社

2017/09/13

読んだ本:10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない! 」からイノベーションの予兆をつかむ (できるビジネス)

「人は、よくない話ほど気になるものかもしれません。「人工知能が仕事を奪う」「自動化で職を失う」など、人を不安にさせる予測は前向きな話題よりも目に入りやすいようです」というメッセージからこの本は始まります。

この本は、そういう後ろ向きの本ではなくて、非常に前向きな本です。10年後、世界はこんな風に変わるのかということはなんとなく分かったような気がしました。

僕は、機械翻訳に関することが書いてあるかなと期待しましたが、特に機械翻訳に関しては書かれていませんでした。機械翻訳が進歩しようとしまいと人々の生活にはあまり影響がないかもしれませんね。

とにかく「翻訳は後10年で消滅する!」みたいなことは一切書かれていませんので、翻訳関係の方々も安心してお読みいただけます(笑)。

本書で紹介されているサウスバイサウスイベント(SxSW)に参加してみたくなりました。

書名:10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない! 」からイノベーションの予兆をつかむ (できるビジネス)
著者:未来予報株式会社、曽我浩太郎氏他
出版社:インプレス

2017/09/10

ミスするな

プロはミスしてはいけない。

https://www.youtube.com/watch?v=5KdMjxa9DPA
18:45 頃

~王貞治~

翻訳者は経営陣に入ってはいけない!?

昨日、アニメを観てきました。僕が中学生ぐらいのときにはやったテレビアニメの劇場版です。色々考えさせられました。一緒に観た人は、オリジナルを全く知らないのでですがなかなか面白かったと言っていました。

その製作会社さんをWikipedia でちょっと調べてみると興味深いことが書いてありました。その製作会社さんは、経営難に陥った会社から独立したのですが、経営ポリシーとして「クリエータが経営陣に入ってはいけない」ことを確立しているそうです。そのため、制作に必要なスタッフは全て外注しているそうです。こうすることによって労働争議(昇給、人件費増加等)の問題を心配する必要がなくなったそうです。

経営方針を確立することが経営陣の仕事だと思います。

2017/09/09

業界は狭い

先日スタッフと話をしていたら、昔同じところで働いていたことがある人が現在他社さんで翻訳者をしているということを聞きました。

その翻訳会社さんのホームページのスタッフ紹介ページを見ると、あの人とあの人と一緒に働いていたことがあるとのことでした。

業界は狭いですね。

2017/09/08

読んだ本:12人で「銀行」をつくってみた―――「いつでも、どこでも」、便利な日本初のネット銀行はこうしてできた。

あれだけ保守的そうに見える銀行業界であれだけのイノベーションを起こしたジャパンネット銀行さんは本当にすごいと思う。

通帳の廃止したが、そもそも通帳というのは法律で定められているものではないそうだ。

この銀行がすごいのは、日本初のインターネット専用銀行というところだ。新規事業の立ち上げの際は、4の5の言う者がいるのは当然。それをバネに日本初と言ってもいいFin Tech を成功させた。

公益事業とコラボして知名度が一気に上がった。口座数も急激に増加した。顧客のニーズを満たしたことが成功の要員だ。

最初は、セキュリティー面で顧客が心配したらしい。今でも不安に思っている人がいる。しかしそもそもそういう人は、ネット銀行は使わない。

我々も新しいことを始めようとしています。その際、4の5の言う人がいますが、気にしないでおきます。自分達がやろうとすることが業界標準になる日を夢みています。

書名:12人で「銀行」をつくってみた
著者:岡田晴彦氏
出版社:ダイヤモンド社

2017/09/06

ドイツ語担当者が第27回JTF翻訳祭のて「ミニ講演会」を行います

弊社のドイツ語担当者(上野)が本年度の翻訳祭にて「ミニ講演」を行います。ミニ講演というのは10分間で翻訳に関するスピーチを行うという今年初めて導入されたコンセプトのようです。

内容は、ドイツ語に関することです。詳細は後に公表されると思いますのでそれまでお待ち下さい。

10分しか持ち時間がないので、詳しくは分かりませんが、50人ぐらいの方がひっきりなしにお話をなさるのでしょうか・・・。講演会というか、ピッチというかライトニングトークというか、そういう(どういう?)イメージだと思います。

10分間だけなのですが、担当者曰く「10分しかないので、パワーポイント8枚ぐらいにするつもりです」とのことです。

僕だったら10分なら2枚ぐらいしか用意できないのではないかと思います・・・。10分なら「つかみ」とかは不要ですよね。

[Nes] 新ブログ!「ドイツ語と特許翻訳」更新中

2017/09/05

ダーウィン曰く

「生き残る翻訳会社は、強い翻訳会社じゃなくて、時代に適応できる翻訳会社だ」と思います。

2017/09/04

大手翻訳会社の品質が悪いと言われる理由

お客さんとか同業者さんとお話していると大手翻訳会社の品質が悪いという評判を頻繁に聞きます。必ず聞きます。僕だけではないと思います。その理由を完璧に説明いたします。

大手翻訳会社さんは生産規模が非常に大きいという実力をお持ちです。1つのクライアントに対して月間100件とか200件とか(ワード数で言うと、100万ワードとか200万ワードとか)の翻訳を提供しています。

比率から言えば、100件中1件(つまり1%)の翻訳の質がたまたま悪いと、「悪い」ということだけが独り歩きし始めます。99%の翻訳は質は悪くありません。

これが「大手翻訳会社の品質が悪い」と言われる理由です。従って、月間100件程度翻訳を提供されている大手のクライアントが大手の翻訳会社に関して「質が悪い」と言った場合、大半の翻訳の品質は悪くありません。

大手ではなく中小の翻訳会社に関して「質が悪い」と言った場合、その中小の翻訳会社は全体的に質が悪いかもしれません。100件のうち1件が低品質であれば、低品質度は、1%ですが、20件のうち1件が低品質であれば、低品質度は、5%に跳ね上がってしまいます。

我々は、とてもではありませんが、1つのお客様に対して月間100件の翻訳を提供できる生産能力を有していません。しかし3年以内にそれができるような組織を構築しようと考えています。

中小規模の翻訳会社にとれば、20件程度なら高品質の翻訳を提供できていたが、100件ともなると目が届かなくなって低品質の翻訳が混ざってしまうことは、会社規模が大きくなる過程で避けられないことでしょう。しかし大手さんはこの過程を乗り切ったからこそ現在大手であります。

大手翻訳会社さんは「品質が悪い」と言われても切れることはありません。SNSにお客さんの悪口を書き込んだりしません。大人だからだと思います。これが大手さんの本当の実力です。

2017/09/02

精神論や根性論

我々の事務所では精神論や根性論を採用していません。その理由は、マニュアル化できないからです。マニュアル化できないと社長が不在にできないですよね!誰かが常に指導しなければならなくなります。本人がいつまでたっても独り立ちできません。

「この案件、死ぬ気でやれ!」と言われても「死ぬ気」をマニュアル化することは難しいと思います。

2017/09/01

今日は、9月1日。12期だ!

創業してから今日はお陰様で12期を迎えることができた。お客様、スタッフには感謝しかない。

今期、我々は、こんなことをやります。

  1. 生産性向上
  2. 新部門の発足
  3. 新サービスの導入

これが今期の3本柱です(江川、西本、定岡というか、桑田、斎藤、槇原みたいな感じです)。

9月4日(月)に社内プレゼンテーションで詳細をスタッフには発表します。

頑張りまっせ!

2017/08/30

満員御礼!Memsource 活用セミナー(大阪)

本日(8月30日)、グランフロント大阪のナレッジサロンのミーティングルームにて、Memsource 活用セミナーが開催されました。満員の36名様がお越しくださいました。

皆様、ご参加いただきまして大変ありがとうございました(遠く、三重からお越しいただいた方もいらっしゃいました)。
満員だったんですよ。
ミーティングルームの利用規則でマイクが使用できないというハンディはありましたが、無事終了できました(マイク以外にも色々規則があるのです。ここには書きませんが)。
参加者にはこのボールペンがもらえた!
懇親会もご参加いただきまして大変ありがとうございました。

次は、9月22日のMT Summitだ!今から資料を作ります。

2017/08/29

昨日、今日はセミナーの準備でちょっと忙しいです

明日のセミナーのため13:30から打ち合わせ。

昨日は、誘導の人員配置を決めました(グランフロント大阪の北館は10時にならないとエスカレーターは動かないので参加される方々が会場まで来れないので、誘導員が必要なのです)。

ロールアップ作ったんだけど、事情があって使用できない・・・。

せっかく作ったロールアップ(袋に入ったまま)。
明日、頑張ります!

2017/08/28

「~に対する」は常に「for」ではないよ

僕は日本語が第1言語なのであまり意識したことがなかった。しかし翻訳をスタッフに指導する過程で面白いことを見つけた。

それは、「~に対する」に対応する英語だ。普通、「for, to 」とかを思いつくと思う。

一番おもしろいと思ったのは、from も「~に対する」と訳せることだ。

つまり、

There is a difference from the first embodiment.

第1実施例に対する相違がある。

まさか「from」が「に対する」の訳に対応することもあるなんて今まで気付きませんでした。

もう1つ間違いやすい例として、

transmission to the base station
* transmission for the base station

基地局に対する送信(一般テキストなら、「基地局への送信」かな?)があります。

誤って「for」にする人もいるけど、「送信に対する」だから前置詞は「to」だ。特許明細書ではこういう場合、「~に対する」が好まれるのかもしれません。

2017/08/27

読んだ本:すごい効率化

9月からは「効率化」を事務所の1つのテーマにしようと思っています。そこで以下の本を読んでみました。

僕は、「するな」とか「しなくていい」と言われたことをしないことが効率化の第1歩だと思っています。「やれ」とか「しろ」と言われたことだけしかできないと人間は成長しません。

以下が仕事を効率化できる方法だそうです。箇条書きしたほうが効率的だそうですので真似てみました。
  • 人から頼まれた仕事を優先する。
  • 具体的に指示、yes or no 5w1h question 、長々メール、チャットを書くな。箇条書きにせよ。
  • チームワークの方が早く終わる。例:急ぎの案件
  • 50%の完成度ですたスタート<見切り発車力<走りながら考える意識が仕事を速くする
  • 新規サービスの企画書を提出せよと上司から指示されても、あれこれ考えずにまず適当に思い付いたアイデアを上げる。<見切り発車のポイントは途中で軌道修正すること
  • 情報は本から取れ。ネットや新聞はスキルアップにはつながらない。
  • PDCAよりCAPD思考の方が早い。
  • できるだけ頭を使う。自分が得意な仕事をする。苦手な作業や単純なルーチンワークは人に任せる。テンプレ化して効率的に仕事をこなす。
  • 即断即決<練習方法=ランチを1秒で決める。ランチで悩む人は何でも悩む。「今日のおすすめ」に最初からする。>決断回数を減らす。その意味で仕事においてはテンプレ化。習慣化が有効。
  • スキル×コンディション<寝てないことが最大の失敗。「仕事が終わらないから、最近は睡眠不足で・・・」>「睡眠不足だから仕事が終わらないのだ」
書名:すごい効率化
著者:金川 顕教(カナガワアキノリ)氏
出版社: KADOKAWA / 中経出版

2017/08/26

読んだ本:Sprint: How to Solve Big Problems and Test New Ideas in Just Five Days

1週間で問題解決する方法に関する本を読んだ。

月から金までの5日間で行うことが説明されている。前半は正直退屈だったが、後半から面白くなり一気に読んでしまった。

アメリカのスタートアップがこんな風に課題を解決しているかと感心した。チームでやれば面白いかも。

最後に、まとめとよくある質問もついています。

我々も9月から新サービスを導入するので是非試してみようかな。

書名:Sprint: How to Solve Big Problems and Test New Ideas in Just Five Days
著者:Jake Knapp, et al
出版社: Simon & Schuster

2017/08/25

翻訳料金下落の元凶

「元凶は、XXXだ」という声を時々聞きます。今日も聞きました。

ただし大手は大手なりの戦略があって、大手しかできない戦略を取るのは大手さんのご自由だと思う。中小は中小なりの戦略を取るしかない。