2013/12/01

MemSourceさんの企業プレゼンテーションに登壇しました!

11月28日(水)、翻訳祭が開催されました。その中でのMemSourceさんの企業プレゼンテーションで、弊社がユーザーとしてプレゼンテーションを行いました。


プレゼンテーションは、私が行いました。
社内翻訳者の山本がMemSourceのCEOのDavid Canek氏の通訳を務めました。
オフィスマネージャーの加納を加え、3名でビジター様の対応をいたしました。
チラシの翻訳は弊社の多田が担当しました。

企業プレゼンテーションおよびブースを通して、「クラウド翻訳環境下での翻訳」に関して高い関心が寄せられました。

これまでこれといって翻訳ソフトやTMを活用してこなかった企業様からも是非導入したいというお声を頂戴しました。

実感したことは、(1)知財翻訳業界も「クラウド翻訳環境下」、(2)翻訳ソフト、TM、グロッサリー、は翻訳会社が提供する、です、今後の主流となるでしょう。

特にMemSource Editorは操作方法が簡単なため、PCを使える方なら30分あればマスターできます。翻訳ソフトに対するハードルを可能な限り下げたこともこと事実です。弊社の翻訳者にも操作方法を私が実演して後は口頭で簡単に説明すれば、30分程度で翻訳業務を開始できています。

早速トライアル版の使用を開始いただいています。まずますMemSourceが日本に浸透しそうです。

弊社は、MemSource Cloud を活用して、知財翻訳サービスを今後も展開していく所存です。

2013/11/22

「特許翻訳研修」を特許事務所さんへ

秋は新商品の投入の時期ですね。弊社も新しいサービスの提供を始めました。

本日から、不定期ですが、市内の特許事務所のスタッフの方に対する「特許翻訳の研修」を提供いたします。

日英、英日の明細書翻訳を弊社の公式ソフト、MemSource Editor 、を使って翻訳していただきます。事務所に戻って作業を続けることも可能です。

使用する明細書は、任意でWIPOから選択しました。

ソフトの操作方法は30分もあれば学べると思います。しかし、明細書を1本通して翻訳した方が本番に近い環境を作り出せるでしょう。色々と疑問点も出てくると思いますし、その都度お答えもできます。何度か通っていただく予定です。

弊社での研修の利点は、翻訳ソフトの操作方法を学べる点です。特許事務所でも翻訳自体は学べると思いますが、なかなかトランスレーション・メモリ(TM)について学べる機会は少ないと思います。とりあえずTMの概念さえ会得すれば、様々なソフトを特許事務所さんのニーズに合わせて選ぶことができるようになります。

事務所スペースとパソコンの台数の関係から1日1名に限らせていただくことになりますが、今後、こういう研修も広く受け入れていきたいです。

特許事務所さんに対してはいつも弊社からの営業ばかりになってしまいますが、研修を受け入れるのもいいですね。私の知っている限り、翻訳会社が特許事務所からの研修生を受け入れるというケースは知財業界でも珍しいでしょう。

お互いWin-Win の関係になればいいなと切に願っています。

ご希望があれば、プロジェクトマネージメントに関する研修もご提供できます。特許事務所内に翻訳部(課)を設立されたい事務所様に対して初歩的なコンサルタント業務もご提供できます。

ご興味のある事務所様は是非お問い合わせ下さい。

2013/11/18

社内翻訳者を重視する方針に変更しました

久しぶり(?)に経営的なことを書きます。

9月から社内翻訳者重視の方針に変えました。今までは在宅翻訳者依存型でした。変更した理由は、円安が続いているので海外で翻訳するとコストが下がるというメリットがなくなったことと、営業を強化している中、社内翻訳者がいるかどうかを質問されることも増えてきたのでそのようなクライアント様に対応するためです。

現在、社内翻訳者は2名です。1名は、元通訳学校講師(私が昔通った学校の講師をされていたそうです!)、元知財翻訳会社の社内翻訳者、もう1名は、弁理士試験合格者です。お二人のご活躍を期待したいです。

かと言って、フリーランサーさんにもお願いしないととてもじゃないけど社内翻訳者だけでは全ての翻訳案件を処理できません。今まで通りお仕事をお願いすることについては変わりありませんが・・・。

来年には、翻訳者は最大で5名ぐらいには増員したいと考えています。詳細はまだ公表できませんが、CTUという翻訳者のユニットをスタートさせようと考えています。

2013/11/16

プリンター一人に一台

先日から2人目の翻訳者さんが入社したので、オフィスレイアウトを変更しました。そのついでにファックス回線を廃止しました。

問題になったのがプリンターの配線でした。考えるのが面倒臭かったのでもう1台新しくプリンターを購入しました。

結局、一人に一台プリンターが配置されるようになりました。

モノクロ専用のプリンターは、WiFi対応の機種でも今や7000円ぐらいなのでたとえ1台購入しても事務所にとって負担にならないです。

実はインクカートリッジの方がプリンター本体より高いことが分かりました!

一応、新しい人には省インクモードで印刷するように指示しましたが・・・。せこい会社と思われたら嫌だな~。

でも今の仕事環境は、一人にプリンター一台、一人にモニター2台です。最大限スタッフにはいい環境で翻訳をやっていただいています。

ちなみにモニターが1つ余っています・・・。

2013/11/15

弊社の忘年会は、ランチ忘年会です。

ちょっと早いかもしれませんが、忘年会の季節になりました。

そろそろ場所とか日程を決める必要があります。

ちなみに弊社は昨年からランチ忘年会にしています。在宅ワーカーの方も参加いただけるようにです。お子さんが小さい場合、なかなか夜に家を空けるのは難しいので・・・。

夜開催するとそのままずるずる終電の時間まで引っ張ってしまうこともありますが、ランチの場合、その後仕事もあるし適当に終わることができるし・・・。

2013/11/08

2013/11/07

ファックス回線を廃止しました

会社創業以来使用してきたファックス回線を廃止することにしました!いまさら・・・という感じですね。今では(というか考えてみれば昔から)、ファックスってそんなに使わないし・・・。

これまで使用していたファックス機は、プリンターと複合機ですが、この複合機は廃止して、プリンターだけを購入します。

これからは、PCでファックスを受信します(PCでファックスを受信するって表現が不思議ですが)。送信する際は、ドキュメントを一度スキャナーで画像にしてからPCでファックス送信します。

日本では、ファックスってなかなかなくならないですね・・・。テレックスはもうなくなってますよね?

一部のお客様は今でもファックスをご利用なので完全撤廃はできないのですが・・・。

2013/11/06

新しいオフィスレイアウト

11月中旬に新しいスタッフが加わる予定なので、オフィスのレイアウトを変更しました。

机を1つ追加しました(上半身だけオフィスマネージャーの加納氏が写ってしまいました)。





机横にキャビネットを追加しました。


キッチン用のマットレスを新調しました(スタッフが加わることと関係ありませんが)。

新しいPCの設定は未だです・・・。

2013/11/03

創業記念日

忘れないうちに書いておきます。

11月16日は、弊社の創業記念日です。

新しいことをやり続ける

今日、ある組み立て式の家具屋さんに行って事務所用の机を購入しました。この家具屋さんは結構気に入っているので、過去、机、椅子、本棚等を購入しています。もう何度も行ったことがあるのでどこになにかが売られているか完全に記憶しています。商品は前回とほとんど同じだし・・・。

でも良く見ると、前回は販売されていなかった商品が売られています。やはり同じ商品ばかりでは飽きちゃいますものね・・・。

翻訳会社の経営に関しても同じことが言えるのではないかと思います。

提供しているサービスが長年に渡って変更されないと、特に新規クライアントの獲得が難しくなります。

弊社は、方針として、新しいことをやり続けます。

2013/11/02

最寄駅から弊社までの道順

最寄駅の地下鉄御堂筋線の淀屋橋駅から弊社までの道順が以下に示されます。

ものすごく遠回りしていますので、十分お気を付け下さい!とだけ申し上げます。

http://www.brianfolts.com/driver/#origin=%u5FA1%u5802%u7B4B%u6DC0%u5C4B%u6A4B%u99C5&destination=%u5927%u962A%u5E02%u4E2D%u592E%u533A%u6DE1%u8DEF%u753A3-4-3

でもなんでこんなに遠回りするんだろうか・・・?

スタッフの歓迎会開きました

昨日(11月2日)、スタッフの歓迎会を開催しました。

詳しくは、株式会社MK翻訳事務所オフィシャルブログ(http://www.mktranslationfirm.com/category/blog)にて!

そのうちアップされると思います。

本日のところは以上です。では。

2013/10/28

2013年の翻訳祭に登場します!

2013年の翻訳祭の企業プレゼンテーションに登場します!

日時:2013年11月27日(水)
セッション:セッション3 12:00~13:00
タイトル:「翻訳センターおよびMK翻訳事務所におけるクラウド型翻訳環境「MemSource Cloud」の活用実例」

http://www.jtf.jp/jp/festival/festival_program.html#koen_27

MemSourceさんの企業プレゼンテーションで、クラウド型翻訳環境を用いることによる利点を小規模翻訳会社の視点からのユーザーの立場でちょっとだけお話いたします(するように言われました)。

このプレゼンテーションには、株式会社翻訳センターの業務推進部部長代理の河野弘毅氏も登場されます。

ちょうどお昼の時間なのでみんなランチに行っちゃうのではないかな、と心配してます!

MemSource さんのブースには、私と弊社スタッフがちょっとしたお手伝い程度ですが、おりますので冷やかしにでもお越しくださいね。

では、翻訳祭でお会いしましょう!

2013/10/27

9月に向けて第一歩を踏み出す


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9月から新会計年度が始まる。その時期に合わせてなにか新しいプロジェクトを始めようと思っていた。ここ数週間、あ~でもないこ~でもないとアイデアを練っていたが、やっと1つのプロジェクトが動き出そうとしている。

まず1件は、相手のSEOとスカイプミーティング。もう1件は、メールにて交渉中。

全部で20個アイデアを出したけど、これまで実行に移せたのはゼロ・・・。アイデアだけはあるんだけどね。1つ1つ前に進めますよ。

せめてあと2つぐらいのプロジェクトは実行に移したいのだが・・・。
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上のようなブログ記事を下書きにしたは約2日月前の9月に入ってすぐの頃だ。

結局、新年度が9月に始まってからできたことは、

  • 新規のクライアント様に関して:

1件獲得、もう1件は、11月に交渉。

  • 翻訳トレーニーの採用に関して:

9月に入って、ホームページとハローワークに求人を掲載。多数ご応募いただきました。2名採用を決定。かなりレベルの高い方を採用できました。次回の採用どうしようかな・・・。

  • 営業に関して:

営業マンが主に大阪市内の既存のクライアント様から訪問を開始。9月から開始の予定でしたが10月からの開始になりました。9月は打ち合わせだけで終わっちゃいました。打ち合わせも大事ですしね。

  • 会社パンフレットに関して:

営業マンが訪問先に配付する必要があるので、初めて作成してもらいました。ひとまず100部を印刷。カラー印刷って同日には無理なんですね・・・。

  • 事務所レイアウトに関して:

11月に入ってすぐ開始する予定。

  • 会社の新ホームページに関して:

グランフロントのコラボオフィスnxに入っている仮面ライーさん(仮面ライーさんではありません)にお願いしました。すでに稼働中。ワードプレスを基本にしています。

事務所スタッフに関して:

  • 私、1名
  • オフィスマネージャー、1名
  • 翻訳者2名(ローカリゼーション・チームの翻訳者1名含む)
  • チェック担当 1名
  • 営業マン 1名

計6名の体制(その他、在宅ワーカーさんとか在宅翻訳者さんも勿論います)になりました。

ばたばたやってますけど、今までとは違って少し(ほんの少しですが)スタッフも増やせましたのでちょっとずつ前進していこうと思っています。

翻訳トレーニー募集終了のお知らせ

翻訳トレーニーの募集に多数ご応募いただきまして大変ありがとうございました。本年度の募集は締め切らせていただきました。

また来年以降募集を再開する予定でおります。

本当に応募あるかなと思っておりましたが、多数ご応募いただきましてご応募いただいた方には感謝の気持ちで一杯です。

では。

2013/10/26

打ち合わせなんだよね~

打ち合わせが始まる前の私です。

今日はこれだけです。では、また次回!


2013/10/24

翻訳システムを導入するときに検討したこと

会社組織運営を考えてシステムを導入することになった。そのときの検討したことを下に書きます。
  1. クラウド上で動作するか(様々な場所でも作業が可能か)
  2. 1がイエスの場合、セキュリティに関する契約書にサインしてもらえるか
  3. クライアントソフトは無料かまたは低価格か(各オペレータにラインセンスを付与するのではなく、クライアントソフト自体は無料で誰でもDLできるか)
  4. TM、単語集、翻訳(ソース、ターゲット)、コメントが1つファイルにまとめることができるか(TMや単語集はエクセルファイル、翻訳とコメントは2つの別つ別のワードファイルではないか)
  5. TMと用語集はインポート、エクスポート可能か(tmxファイルを処理できること)
  6. 変更履歴を残せるか
  7. 文字数や単語数の分析が可能か
恐らく、5~7は既存のシステムで充分だったと思う。現在使用しているMemSource Cloudの気に入っているのは1~4である(*1~7全てを満たすシステムはMemSource Cloud 以外にも存在します)。

社内的に、特定の翻訳ソフトを導入することも可能だと思うが、スタッフが20人いれば20ライセンス必要である。社内スタッフに対してはそれでもいいけど、在宅翻訳者さんの分までライセンスを購入するとなると、新しい翻訳者さんが増えれば、ライセンスを追加で購入しなければならない。コストが高すぎる。

システム導入により1~4がすべてイエスだったので、めでたく導入に至った。システム導入前は、1つのジョブに対して多数のファイル(翻訳原稿、単語リスト、過去の参考案件等)を翻訳者に送る必要があった(翻訳者さんも納品の際、多数のファイル(少なくとも翻訳文とコメント)を納品する必要があった。

私が個人的に嫌いなのは、翻訳文とコメントが別ファイルになっていることだ。参照するのが面倒くさい。なにが面倒かと言うと翻訳文にパラグラフ番号があればコメントも分かり易いが、パラグラフ番号がないと原文のページ数と行数とでコメント内容が示されることになる。それを突き合わせのが面倒だ。

実は、6の変更履歴を残せるかどうかという点も重要だった。簡単に言うと、変更履歴をオペレータごとに残したかった(そうすればどの時点でどのように修正していったかが分かる)。MSワードでは、変更履歴を残すことができるが、なかなかシステムでは残せない。MemSource Editor は残せた。

もしシステムを会社に導入しようかどうかお悩みの経営者さんがいらっしゃったら参考になれば幸いです。

2013/10/23

スタンドアロン型の翻訳ソフトを使用していた時代(2~3年前)

会社経営の立場から翻訳システムを導入するメリットに関して、何回か記事を書いた。今日は、翻訳システムを導入していなかった時代について書いてみたい。

2年ほど前まで弊社はあるスタンドアロンタイプの翻訳ソフトを使っていた。MSワードをベースにしたTMだった。非常に軽いソフトだったし、料金も安かったので重宝していた。

仕事量が増えるに従って以下の問題が発生するようになった。
  1. 出張先で作業をするためには、TMをすべて移動させる必要がある。
  2. 同じPCで仕事ができない場合、TMを全て移動させる必要がある。
  3. 出張から帰ってくると、出張中の作業を反映させるため、TMを元のPCに戻す必要がある。
  4. 100ページほどの案件を処理しようと思ったら、データ容量が多すぎたため、最後の数ページでは、TMが正常に動作しなくなった。
もし私がいつも同じデスクで仕事をしていて、自分しか翻訳をしないのなら問題ない。しかし、出張もあるし、事務所以外の場所で作業を行うこともあるし、翻訳者さんも翻訳してくれるので、不便だと感じるようになった。

一番不便だと感じたのは、私しかこのソフトを使用していないので、翻訳者さんがMSワードファイルで納品してくるとわざわざこのソフトにインポートをする必要があった。インポート機能はあるのだが、類似したセグメントが複数ある場合、最適のセグメントが正しくインポートされるわけではなかったので、インポート後、セグメントが正しいかどうかのチェックをしなければならなかった。これは翻訳のチェックではなく、たんに正しくインポートされたかのチェックであり、このチェックが無駄だと感じた。

誤ったセグメントがインポートされてでもしたらチェック担当者がぶち切れていたことをを思い出す・・・。

このとき、私も、スタッフも、翻訳者さんもみんなが同じソフトを使ってくれたらどれだけ作業がはかどるだろか、と感じた。

上の全ての問題を解決してくれたのが翻訳システムである。

システムを使うようになって、上の問題は解決した。作業時間が本当に短縮された。

2013/10/22

なぜ社内システムが必要なのか?

翻訳会社がシステムを導入する理由は様々だ。弊社の場合、「特定の翻訳者の実力」=「組織の実力」となることを防ぐためというもの1つの理由だ。

大変優秀な特定の翻訳者Aさんがいたとする。Aさんはマクロを駆使して翻訳している。訳抜けもなく、訳も正確だとする。他の社員は様々なソウトウエアを使っている。こうなると、成果物の品質にばらつきが出てくる。各個人の翻訳者の翻訳が共有されないからだ。これは経営者はすごく困る。

Aさんの翻訳はすばらしいが、Bさんはもうひとつ。Cさんは全然ダメという状況が生まれるからだ。

だから組織としてシステムを導入するわけだ。弊社は色々試した結果、MemSource社のサービスを選んだ。

登録翻訳者さんが、納品してくれるときに、翻訳はワードで作成、コメントもワードで作成という風にばらばらで納品されると困るのだ。システムがあれば、ソーステキスト、ターゲットテキスト、コメントが1つのファイルで納品される。当然、チェックする場合、楽だし早いし、なにより効率的だ。

弊社は翻訳システムを活用している。ファイルは1本で納品される。チェックも早い。処理時間が短縮される。

もう1点。

翻訳者にフォーマット設定はさせない。そんな時間があるなら翻訳に集中していただきたいと考えるからだ。システム上で翻訳をするだけで結構です。

2013/10/07

「翻訳者1000日育成計画」を開始しました。

昨年度までは円高だったの海外での翻訳する方がお安かったので海外生産を主にしていました。海外拠点を立ち上げようかとは思いましたがそこまでは至りませんでした。

今年は円安なので海外で生産する必要もなくなりました。そこで国内で生産する方にシフトすることにしました。その結果、社内翻訳者も採用することにしました。社内翻訳者の採用は弊社にとって長年の課題でした。

弊社の採用基準は、知財検定3級以上、英検1級以上としました。3年ぐらいで独立できる能力を有していることも基準の1つです。

オリンピックが開催される2020年までは円安が続くと思いますので、社内翻訳者の育成に力をいれたいと思います。

独立支援を会社をあげて行います。翻訳のみならず法人または個人事業主として登記する等各種セミナーには参加する機会を与えますし、ネットワーク作り、翻訳作業の効率化、営業方法等も学べる機会を与えます。

これらの翻訳者が2014年9月からスタート予定のCentral Translation Unit (CTU)に勤務することになります。

たとえ特許事務所等で翻訳者としての経験があっても独立できるまでは3年(1000日)ぐらいは必要だと思っています。NYヤンキースの松井選手も「4番打者1000日計画」に基づいて長嶋監督が育てたそうです。あの松井選手も1000日必要だったわけですから1000日というのが長い期間だとは思いません。

1000日ってあっと言う間です。明細書100件翻訳することは不可能ですし。でも100件ぐらい翻訳してほしいけどな~。

2013年~2014年にかけて3名採用予定です。その後、続々と独立を果たすと思います。早ければ2016年には独立を果たす翻訳者が誕生するでしょう。

経歴としての基準は上に書いた通りですが、人物考査として、上品な方、腰の低い方を採用する予定です。

順不同で書いてしまいますが、電気・電子、化学、バイオ、医薬のうち少なくとも2分野の専門を持てるようになってから独立してもらう予定です。

2013/10/05

フリーランサー募集のお知らせ:1) 英日特許翻訳、2)チェック(revision)

*以下の求人は、翻訳ディレクトリのNo. 7571 求人です。

募集ジャンル:特許翻訳およびチェック(revision)

言語:英語→日本語

募集対象地域:日本国内

募集人数:翻訳5名、チェック5名

技術分野:電気・電子分野を予定しています。

応募資格:
1)特許翻訳の経験が3年以上あること、
2)特許事務所の社内翻訳者の経験があること、
3)fortis を使用(ライセンスは弊社がご用意いたします)できること(または、tmxファイルで納品ができること、またはMemSourceを使用できること)、
4)日本語が第1言語であること

応募方法:履歴書と職務経歴書をお送り下さい。その際、必ず以下の情報を記載下さい。
1)1日の翻訳ワード数(または1日のチェック可能ページ数)
2)専門分野

応募の際のメールの件名について:

  • 英日翻訳に応募される場合は、「No. 7571の応募の件/山田太郎/英日翻訳」として下さい。
  • チェックに応募の場合は、「No. 7571の応募の件/山田太郎/チェック(revision)」として下さい。

料金:

  • 翻訳に関しては、トランスレーションメモリのマッチ率により変動します(本件は、マッチ率により変動するという契約をクライアントと結んでいます)。
  • チェックに関しては、タイムチャージになります。


弊社の希望:月間3万ワード程度をお引き受けいただける翻訳者さんを望んでおります。また1日で少なくとも1万ワードのチェックが可能なチェッカーさんを望んでおります。

選考方法:書類審査=>トライアル(無料)=>登録

応募先:translator(at)mktranslationfirm.com
担当:梶木
*ご不明点ございましたらお問い合わせくださいませ。
*お電話でのお問い合わせはご遠慮ください。

2013/10/01

締切日にトライアルを提出しない応募者

こういう応募があります。

拝啓

私はフリーランス翻訳者です。専門は、~です。履歴書を添付します。是非トライアルを受験させて下さい。

敬具

添付:CV

履歴書を拝見すると素晴らしいご経歴をお持ちである。きっと素晴らし翻訳を収めて頂けるだろうと思う。

何度かメールのやり取りをして、では期日はxx月xx日ですのでトライアルをお願いします。不明点があればお問い合わせ下さい、となる。ちなみにお忙しそうな応募者さんにはトライアルの締切延長も可能なので忙しい場合はご相談下さいと伝える。

締切日にトライアルが提出されない。

提出されないので不合格扱いとする(提出がない場合は、不合格通知は送らない)。

履歴書をハードディスクから削除する。

理由が分からない。トライアルが難し過ぎたのか(そんなことはない)?忙し過ぎたのか?

これらの応募者さんはきっと他社さんとのお仕事がお忙しいのかもしれない。トライアルをやっている間に他社さんとのお仕事がまとまって、もう弊社のトライアルには興味を失ったのかもしれない。

弊社は「連絡を入れなかった」点から判断して、お仕事を頼んでも連絡もせずに遅延してくるタイプの翻訳者さんだと想像する。

本人の意思で履歴書を送ったのだから、気が変わって受験しないことにしました履歴書は削除して下さいとかの連絡ぐらいは入れるべきだと思う(メールなら30秒あれば可能だ)。

トライアル受験のためにあなたのためにこちらも時間を割いてあげたのですよ。

プロなんでしょ?

2013/09/27

危機、危機、危機

2006年の創業依頼、何度も危機が訪れた。

  1. 2008年頃(<=はっきり覚えてないのですが・・・。)のA社危機。
  2. 2009年のリーマンショック(リーマンショックは2008年ですが、弊社に影響が出たのは翌年あたりでした)の危機。
  3. 2010年頃のB社危機。
  4. 2012年の10~12月の円高(1ドル=80円)時の危機。

出願人であるメーカーさんの業績が悪化すれば当然翻訳会社も影響が出ます・・・。

当たり前の話ですが、翻訳会社は、どんなに優秀な翻訳者を揃えたところで、どれほどITに投資しようが、仕事がなくなれば売上がなくなるわけですから倒産しかないわけです。

記憶にあるだけで少なくとも4回の大きな危機が訪れました。小規模にはもっと頻繁に事件は発生しているのですが、性格的に悪いことはあまり覚えていないので小さな危機は全て忘れました(笑)。

そのときに倒産しててもおかしくなかったと今になって思います。

でもなんとか乗り切ってきた。

乗り切れた理由は、「仕事を選ばなかったこと」と「単に運が良かったこと」だと思います。

基本的に打診されたお仕事は全てお引き受けしたと思います。条件悪いお仕事も、お安いお仕事も。全てではないか・・・。

2013/09/09

スロー経営

オリンピック東京開催決まりましたね!でも弊社は特許やリーガル翻訳中心なのでそれほど恩恵はないでしょうが・・・。

ところで2013年9月からの新年度の経営スタイルが決まった!

「スロー経営」

これで行きます!

スローライフって最近言いますが、それは個人の方の生き方に関するものだと思います。スロー経営というのは法人の経営に関するものだとお考え下さい。

ファスト経営もいいんでしょうかが、弊社はスロー経営を実践します。

顧客重視、顧客満足を目指すと、顧客にご満足いただくためときには無理なご要望もお受けしようとしてしまいます。そうするとどうしても土日出勤、早出、残業をスタッフに強要してしまいます(私は別に土日出勤でもいいんです。事務所好きだから)。これはやらないということです。

土日出勤、早出、残業が続く職場って嫌でしょ・・・。

冗談は抜きにして、社長重視、スタッフ満足を目指すということです。これぐらいがちょうどいいと思います。それがスロー経営。

でも売上目標は絶対に達成するつもりです!

2013/09/06

独立してお金がなくても使った方が良いと思う有料のサービス

今回は、有料でもいいから使った方がいいというサービスについて書きます。私が独立した頃をちょっと思い出したりします。

・税理士さん

ご存じの通り、税金に関するプロフェッショナルの士業さんです。経理を詳しい場合、自分で経理処理は可能だと思いますが、経理処理を行う時間がもったいないので、報酬をお支払してプロに代行していただいた方が自分の時間を有効に使えると思います。

・アシスタント(秘書)

私の経験からアシスタントは絶対に必要です!雑用を全部ど~んと投げれるアシスタントさんは最高~!たとえ時給をお支払しても雑用をこなしていただけるとむしろ売上は大きくなります。

・行政書士

わたしはまず会社登記でお願いしました。本を読んで自分で調べても会社登記は可能だと思いましたが、設立してすぐ仕事が忙しくなったため行政書士さんにお願いして会社登記をしていただきました。

その後利用しているのは、契約書作成時です。法人の場合、色々契約書を交わす必要がありますので、クライアントから提示された契約書の内容のチェックや、締結していただく契約書の作成をお願いしています。ネットで検索しながら自分で作成も可能でしょうが、法人としてはそれでは訴訟に至った場合、困るのでプロに作成していただいています。

行政書士さんは実はそれほどお高いフィーをお支払する必要もなく、身近にいる法律のプロです。大切な契約書の作成のときだけお願いしても良いと思います。内容にもよりますが、1万円代で契約書を作成していただくことが可能です(ただし料金は行政書士さんによって大きく異なると思います)。

・廃棄用紙処分会社

実は、以前は、廃棄用紙は事務所に備え付けのシュレッダーで処理をしていました。1か月分をまとめて処理していましたが、結構な量なのでそれなりに時間がかかります。昔は、ストレス発散のために自分でシュレッダーをかけていたこともありますが、今は、廃棄処理の専門業者さんにお願いしています。小さいな箱なら300円程度から処理をしてくれます。廃棄証明書の有料ですが発行可能です。

・会社のドメインのメールアドレス

ホームページを作成するかどうかはご自由だと思いますが、少なくとも会社のドメインのメールアドレスは必要でしょう。フリーランサーならともかく法人組織にしたければメールアドレスはフリーメールというのはなかなかクライアントに信用してもらいにくいと思います。

以上、これだけはお金を払って有料のサービスを利用した方がよいものを私なりに書いてみました。

もっと他にもあったと思いますので、思い出せば追加したいと思います。

2013/09/04

翻訳ソフトの無償提供が標準になる

翻訳ソフトには様々な種類があります。商品名ですのでここには記載しませんが、色々と市場に出回っています。

翻訳者さんはご自身が気に入ったソフトをお使いだと思います。しかし5年以内に翻訳ソフトの購入の必要はなくなります。ここに断言します!

5年以内に翻訳ソフトの購入の必要はなくなります!

なぜなら翻訳会社が無償で提供してくれるようになるからです。以前は大資本の翻訳会社しか社内開発者を雇えないので少数の大翻訳会社のみが翻訳ソフトを翻訳者に無償提供していました。しかし今は低価格で翻訳ソフトを開発してくれるベンダーが世界中に存在するため小規模の翻訳会社でも社内に開発者を雇うことなく翻訳ソフトを翻訳者に提供できるようになりました。

ですから翻訳者さん周辺ソフト、つまり、校正ソフト、用語一括ソフト、QAソフト等のみを揃えればよいことになります。

ちなみに弊社ではすでに翻訳ソフト(正式にはソフトではないかもしれませんが)を登録翻訳者に無償で使っていただいています。

これが5年後の標準です。

もう一度書きます。

5年以内に翻訳ソフトの購入の必要はなくなります!

2013/09/02

なぜ翻訳者さんの翻訳には抜けがあるのか?

翻訳者さんの翻訳には抜けがある。絶対にある。どんな大ベテランのプロの翻訳者さんにも抜けがある。著書もあります、翻訳学校で講師を勤めていますといったベテランの翻訳者も抜けがある。抜けのない翻訳はない。もう一度言う。

「抜けのない翻訳はない。」

これだけ技術が発展して、エラーを回避する方法が無数にある。参照符号の抜けを探し出すマクロがある。段落番号を自動で生成してくれるマクロもある。数字が正しくターゲットにコピーされているかどうかを調べるマクロがある。トランスレーションメモリを使用して翻訳する際は、翻訳しやすいようにセグメントを最小限化できる。その他様々なマクロやソフトが市販されている中で、なぜ「抜け」が発生するのだろうか。

理由は様々だろう。思いつくままに書いてみる。

  • マクロが正しく動作しなかった。
  • チェック用のソフトを正しく操作しなかった。
  • 目視で見逃した。
  • 老眼のため見えなかった。
  • 妻や恋人と喧嘩した後だったので正常心でチェックできなかった。
  • 翻訳を自分でやってチェックも自分でやっているので、そもそもチェックとは言えないチェックを行っていた。
  • 翻訳作業をしている部屋で子供が野球のバットスイングを始めた。危なくて気が散ってチェックが進まなかった(妻や恋人がダイエットのエクササイズを大音量の音楽とともに始めたというケースもある)。
  • お出かけの約束の時間が迫っていたのでチェックがおろそかになった。
  • 体調が悪く、チェックというか翻訳自体も無理だった。
  • 翻訳テキストの量が多かった(15万ワードぐらい)ため、後半の段落を翻訳している頃には最初の段落の話の筋なんてすっかり忘れてしまっていてチェックどころか、全体像すら見えてこなかったので抜けだらけになった。
  • 理解できないテキストだったので翻訳自体が苦痛以外のなにものでもなく、最終的にはこの仕事を振ってきた翻訳会社の担当者が悪いと思いだし、やる気もうせてしまったため抜けだらけになった。
  • そもそも性格的に特定の仕事に集中できないので後半だけと言わず冒頭も中盤も抜けだらけだった。
  • 仕事に対して真摯に取り込めない(翻訳作業中お酒を飲んだりする)性格なので抜けが大量発生した。
  • 飼っている犬が散歩に連れて行けとせわしなくせがんでくるのが面倒臭いがしょうがないので連れて行った。すると友人と出会ってしまってそのまま数時間に渡って居酒屋で時間を浪費した。帰宅した頃にはテンションがなえてしまって翻訳どころではなくなっていた。このローテンションで作業を嫌々続行したため自分でも情けないぐらいひどい翻訳になったしまったにもかかわらずチェックは翻訳会社がすればよいとうそぶいた結果、やはり抜けだらけだった。

翻訳会社のチェック担当者は翻訳には必ず抜けがあるのでそれを探し出すことがライフワークであるという人もいる。

どんな大ベテランが翻訳しようが上のようなチェック担当者にかかれば1つや2つは抜けが出てくるものだ。

ただし確率で言うと、1万ワードの翻訳で2ワード分抜けがあっても、抜け率は、「2/10000」=0.02%である。人間の作業として許容範囲と言えるかもしれない・・・。

納品する前にもう一度チェックしても無駄です。どんなマクロやソフトを使おうがチェックはやはり他人がしないとチェックとは言いません。

2013/09/01

翻訳者さんの提出遅延はなぜ起こる?

今回は、翻訳の遅延について書いてみたい。

年間、ほんの数件(ゼロに近い)だが翻訳者さんからの翻訳が約束した納品時間およびその日を過ぎても弊社に納品されないことがある。

翻訳会社からすれば、きっとご家族になにか不幸でも起こったのか?通信エラー化?ひょっとして迷惑メールボックスに入っているのでは?と色々考える。

そんなときは現状報告のメールを下さいとお願いするのだが、こんな答えが返ってくる。

「チェックに後数時間必要です。」
「納品日を間違っていました。」
「納品用のファイル形式にエクスポートする方法がわからなくて困っています。」

などである。

どういう理由にせよ、事前に遅れる旨の連絡を入れないことが問題である。

弊社の場合は、クライアントに納品する48時間前には最低でも納品していただいているので、ちょっとぐらい遅れても普通は問題ない(ないとは言い切れないが)。

事前にご連絡さえいただければ新たに納品時間を設定することもできるし、とりあえず完成しているところまでを送るように指示することもできる。

もし1分たりとも納品に遅れては困る場合、POに「納品日:xx月xx日、12:00厳守」のように絶対に送れないで下さいというメッセージを入れる。入ってないということは少々遅れても問題ないはずである。これは弊社だけではなく他社さんも同じことが言えると思う。

では、遅延が起こった場合はどうするかというと待つしかないわけであるので納品されるまで待ちます。

そして検品をするわけだが、遅延はしたが翻訳の内容に問題がなければ、「今後、送れそうな場合は、必ず事前にご連絡いただきますようお願い申し上げます。」のようなメールをもうちょっとねちねち感を出して翻訳者さんに送る。

しかし遅延はするわ内容もだめな場合は、「合理的に判断して次回からはお願いしないことになりました。本日をもってxx様との契約を解除いたします」のようなストレートな契約解除メールを送ることになる。

遅れそうな場合は事前にその旨を伝える、たったこれだけのことなのに・・・。

2013/08/27

翻訳トレーニーを募集します!

翻訳者1000日育成計画を開始いたしました!

自社で翻訳者を育成することになりました。今年は1名の採用を予定しております。毎年1名ずつ採用して4年目に1年目に採用した方がフリーランサーとして独立していくことを想定しています。

独立を目標としている方を対象とさせていただきますので、独立の予定がない方のご応募はご遠慮下さい。また3年程度のトレーニングを予定しておりますので、続けられそうにない方もご応募はご遠慮ください。

独立にご興味がある方はどうぞ奮ってご応募下さい。

*追記(2013/09/03)少なくとも1年目は事務所にてトレーニングしますが、2年目以降は、大阪市内に設立予定のCentral Translation Unit (CTU)での勤務になる予定です。
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対象とする方
  • 3年後に独立を考えている方。
分野
  • 特許
必要資格
  • TOEIC900点以上、または英検1級以上が望ましいです。
  • 知財検定3級以上。
  • 上記に満たない場合、今回は残念ながら書類選考で不合格とさせていただきます。
業務概要
  • 翻訳業務を行っていただきます。
  • 翻訳アシスタントとしての業務もあります。
  • 会社のスタッフといしての一般的なお仕事もあります。
給料
  • 時給1000円
  • 3か月の試用期間あり
  • 交通費は月に1万5千円まで支給します
募集地域
  • 大阪市中央区の弊社事務所まで通勤できる範囲内にお住まいのこと。
勤務時間
  • 9:00~17:30 
  • 休日・休暇
  • 土、日、祝日
  • 年末年始(2011年度実績、12月28日~1月4日)
応募方法:以下の応募書類をメールでお送り下さい 
  • カバーレター(メール本文にお書きいただければ結構です)
  • 学歴と職歴とが分かる履歴書兼職務経歴書(面接に際に使用しますので、顔写真を添付下さい(携帯で撮影したもの程度で結構です)
応募先
  • メール:translator(at)mktranslationfirm.com
  • 担当:梶木
  • なお電話によるお問い合わせはご遠慮ください。お問い合わせはメールにてお願いいたします。

2013/08/01

最近の低価格翻訳について思うこと

以前、高額翻訳と低価格翻訳との差が広がりつつあるという記事を書きました。その続編です。

なぜこれほどまでに差が広がったのかを自分なりに考えてみました。

それは、その仕事をお引き受けになる翻訳者さんがいらっしゃるからです<=当たり前のことですが。

もう少し詳しくお書きします。

今、3つのグループがあります。


  1. 翻訳会社等で働いている人達(経営者、サラリーマン等)
  2. 翻訳だけで食べているフリーランス翻訳者さん
  3. 翻訳もするフリーランサーさん


2と3の違いを説明します。

2は、翻訳を専門にしているフリーランサーさんです。翻訳以外はされません。基本ご自宅で作業をされます。

3は、翻訳もされます。それ以外にアプリ開発やイラストレーションやウエブ作成等、様々なお仕事を限定することなく(フリーに)、お仕事をされる方々です。作業は、自宅に限らずノマド的に仕事をすることも可能です。

低価格翻訳は2のグループに属している方はお引き受けにならないだろう。自分が設定している料金より安いので。

低価格翻訳は、3のグループに属する方々によって提供されているのではないだろうか、というのが私の見方です。特に翻訳に特化しているわけではないので、とにかく仕事が見つかれば引き受けるようなイメージです。

3つめに属しているフリーランサーさんは、インターネット上のマッチングサイトの到来によりお仕事を得るチャンスが以前より増したようです。

翻訳のお仕事の中には、翻訳者さんよりもアプリ開発者さんにお願いしたいとか、専任の翻訳者さんでなくてもお願いできる場合もあるので、依頼する側もニーズに合わせて依頼先を選択できているのではないだろうか。


2013/07/28

企画立案、戦略設定、営業活動・・・。

翻訳会社の代表として、例えば、企画立案、戦略設定、営業活動みたいなことは全部自分の責任です。

会計年度が8月に終了するので、新期の9月に向けて、いろいろアイデアを練っています。かれこれ20ぐらいアイデアだけは出てきましたが、実行に移そうと思ったら検討しきれていないことが出てきたり、もう一度読み直したら、絶対実現不可能なことだったり。

本日は、休みでしたが2つほど考えました。午前中にネタを考えましたが、やはり午後になると随分変更が入りました。とは言え、このアイデアが実行に移される保証はどこにもありませんが。

別にアイデアを考えるのは嫌いではないので、湧いてきたアイデアはグーグルアップルにメモ書きしています。

随分前に書いたアイデアもあって、タイトルだけでは思い出せないものもあります。中には「東京ドミナント作戦」というタイトルのものもありました。なにをしようと思っていたのかこのファイルを開くのが怖いので開いていません。

8月になったら少なくとも2~3は実行に移さなくては・・・。

頑張ろう・・・。

2013/07/23

ロイヤルベイビー誕生!

実は、僕の誕生日が7月21日なので、ひょっとしたら同じ誕生日になるかな?と期待していましたが、お生まれになったのは7月23日でした。

円安の影響と翻訳会社との関係

ブログの下書きを見てたら下のような下書きが見つかりました。実は、下の記事を書いたのは今年(2013年)の2月です。

すでに1ドル=100円になりましたね。選挙も終わり、円=ドルはどうなるでしょうか。確か、昨日(7月22日)は、101円だったと記憶しています。

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円安について書いてみます。

私の記憶が正しければ、2012の後半のある時期、1ドル=78円だったと思います。

この時期、翻訳会社が海外に子会社を設立して、円高を利用していました。日本国内の翻訳者さんに対しても翻訳料金をドルで支払っていたところもありました。

2013年2月現在、円安です。1ドル=94円です。

最近、翻訳会社さんが日本国内の翻訳者さんを募集する求人広告をよく目にするようになりました。円高の効果が薄くなってきたので、日本国内で円払いができる翻訳者さんを確保しようとする動きを感じます。

特許、知財翻訳の場合、円安の方がメーカーさんはお得ですから外国出願も増えるようです。2012年の11月~12月に比べて、2013年の1月はより忙しかったです。

この状況では、当然、海外のクライアントに対して営業を強化することも考えられます。円安ですから日本国内の翻訳会社を利用すればお得ですと、というわけです。

たしかに日本は、円安の方がビジネスは活発になるかもしれませんが、コストも上昇します。経営改善をする場合、「コストを下げるよりも売り上げを上げろ」という基本がありますので、たとえコストが上がってもそれはそれでいいかもしれません。

私が独立した2006年は、確か、1ドル=120円だったと記憶しています。2013年中に、1ドル=100円まで円安が続くでしょうか?

平日の朝10時に、銀行から為替レートの速報メールを頂戴するのですが、いつも10時頃、ソワソワします。


2013/07/22

高額翻訳と低額翻訳の差が増々広がる

高額翻訳と低額翻訳の差が増々広がっている。

日英翻訳で、1文字当たり1円~15円の範囲もあり得る。無論、分野によっては、元々差が大きかったのも事実である。

低額翻訳の発生原因としては、インターネットを介してエンドユーザーさんが翻訳者さんに直接依頼できることが要因ではないかと思う。それらの案件の依頼主さんは適正翻訳料金をご存じないので、超低価格翻訳の依頼が発生しているのではないか。10000文字の日英翻訳を1文字1円で依頼という掲載も見たことがある。

翻訳者さん側から言えば、隙間時間を利用して臨時のおこずかいを得ることを目的としている場合もある。だから低価格翻訳を受注してはいけないわけではない。

ユーザーさん側から言えば、1文字15円支払ってでも正確な翻訳が必要となる裁判資料の翻訳という場合もあれば、ちょっとビジネスレターの翻訳が必要になったけど自分は翻訳している時間がないのでどなたかに翻訳してほしい、予算は~円です、という場合もあるだろう。

どんな市場も2極化するというのがマーケティング理論なので当然の結果と言えばそれまでかもしれない。

ホテルだって超高級ホテルもあれば、B&Bもある。

どちらを選ぶかはユーザー様のご自由だし。

2013/07/18

某専門学校で5回目の講演が終わりました!-翻訳後作業について

昨日、兵庫県にある専門学校さんでの5回目の講演を終えました。ここ2年間、毎回講演を依頼していただいています。参加者は、翻訳を学んでいる生徒さん達です。

毎回、講演内容を少しだけ変えていましたが、今回は前回のアンケート結果に基づいて大幅に変更してみました。

大きな違いは、口頭でだけ説明していた翻訳会社内でのワークフローを実演したことです。

僕は、毎回、翻訳作業とは、「前作業」、「翻訳作業」、「後作業」がある。だから翻訳業界で仕事をしたければ、なにも翻訳だけでなく、前作業、後作業に関するお仕事があるということを知っていた方が、就職のときに広い目で活動できると言ってきました。

今まではプレゼン資料と口頭による説明だけだったのですが、今回は、実演をしてみました。講演の後のアンケートを見ても、多くの生徒さんが翻訳におけるワークフローが分かって良かった、と言ってくれました。

翻訳に関するセミナーの多くは、翻訳実務に集中したものになりがちですが、後作業(校正、チェック、誤字脱字の発見)にまで及んだセミナーという講演は弊社しか提供していないかもしれません。

講演では、後作業に興味を持ってくれた生徒さんに手を上げていただきましたが、約30名のうち、7~8名の生徒さんが手を上げられました。チェッカーの仕事に興味を持ってくれた生徒さんがいたことがすごくうれしかったです!

その他お話ししたことは、翻訳業界について3点ほどです。

これ以外にも、トランスレーションメモリの使用法、その概念についてもお話しおよび実演をしました。

この実演のために、Wordfast Anywhere を使いました。会社ではこのソフトは使ったいないのですが、生徒さんに対する実演として使ってみました。ちなみに無料ソフトでここまでできるのか~と感心しました。

とにかく生徒の皆さん、頑張って下さい。

若い人が翻訳業界を将来のキャリアとして選択してくれたら嬉しいです。