2012/06/30

海外ノマドしてみました


久しぶりに投稿します。本日は「ノマド」について書いてみたい。発注元である私がノマドで仕事をした場合できることと、できないこと、問題点などについて書いてみたい。

主道具:

  • ノートパソコン
  • プリンター
  • インターネット環境

机の上はこんな感じです。


今回大活躍してくれたプリンター。 

ノマド(出張)用の東芝ウルトラブック。 

上の3つは必ず必要だと思われる。プリンターだが、ホテルに泊まった場合、ホテルのビジネスセンターとかフロントにもプリントアウトできる機能はある。ただし、夜中でも好きなタイミングでプリントアウトしたいのであればポータブルタイプのプリンターが必要である。

副道具:
  • コピー用紙
コピー用紙だが、都会にいるとどこででも入手可能だが、観光地に行くと入手も難しくなる。注意しなければならないのは、A4サイズだと思って購入した用紙が、実は「レターサイズ」で、A4より少々小さい場合がることだ。

仕事場所: 
  • ホテルの1
カフェとかでも良さそうだが、弊社が扱っているのが知的財産に関する文書の翻訳であるので他人の目に晒すことができない。従って、ホテルを出てカフェで仕事をすることは不可能である。ホテルに缶詰めのような感じで仕事をすればよい。


まぁ鳥が入ってきてもいいか・・・。

問題点:
  • 特定のクライアント様のためだけに使用しているソフトウエアがある場合、注意が必要である。ノマド中にこのクライアント様から注文があった場合、そのソフトがないと仕事が完成しない。今回は、オフィスマネージャーのノートパソコンに奇跡的にソフトが入っており、ピンチを脱したのだが。
  • もし可能であれば、空港等でお願いできるWifiを使ってみるのもいいだろう。大半のホテルはネット接続が可能であるが、1台のパソコンにしか接続できない。その場合2室取るしかない・・・。
  • 今回実現できなかったが、やはりノートパソコンは画面が小さい(14インチを使用)ので、別途モニターがあれば更に充実したノマドライフを過ごすことが可能だったと思う。調べてみたが、14インチのモニターも販売されているようなので、実現自体は可能だろう。ipadをセカンドモニターにする方法もあるようだが、2つのパソコンを同じWifiに接続しなければならないという条件はあるようだ。

海外ノマドの感想:
  • 私が事務所内で通常行っている業務の85%は難なく遂行できた。電話も携帯電話があるので、難なく通話可能。残り15%ってなんだっただろうか、とおもうぐらいほとんどのことが可能だった。強いて言うならばいつも参照している書物が見れないことぐらいか?
  • 上にも書いたが、知的財産関係の文書の翻訳をする場合、ちょっとカフェで気分転換のようなことができない。他人の目にさらすことができない。今回はホテルでずっと仕事をしていたが、レンタルオフィスを借りて仕事するのも悪くないと思う。
  • 今後、海外および国内出張等が増えることが予想される。サテライトオフィス設立も視野に入れている。スモールビジネスならではの「小回り」を発揮していきたいと思っていたところ、大変良いモデルケースになったと思う。ノマド、ノマドって言っても本からの知識ではなく、自分の体験が蓄積できのは意味があっと思う。
  • 弊社のBCP(事業継続計画)には、災害時にも業務を停止せず通常通り事業を継続する、ことがうたわれている。事務所外でも通常業務の85%を遂行できることを立証したというのは、リスク管理上、意義があると思う。
  • 事務所と同じ仕事環境を望むと、道具が増えるが、すべてを持ち運びするのは不可能である。従って、あれもこれも持って行かず、割り切って道具は制限するべきだと思う。その際、可能であれば、各パソコンメーカーが販売されてるウルトラブックのような薄いノートパソコンや、ポータブルタイプのプリンターの方が荷物を減らすことができて便利ではないだろうか。
  • ソフトだが、クラウドタイプは、ノマドには欠かせないと思う。例えば、TMをパソコンに入れ替える必要がない場合、ノマドには便利だと思う。スタンドアローンタイプはちょっと苦しいというか不便ではないだろうか。

2012/06/11

社内英語公用語化

たまたまYouTubeを見てたら、通訳者さんが社内英語公用語化に関してお話をされていた。そのときはあまり時間がなかったのでちょっとだけ見てその場を離れた。

そのとき思ったのは、将来英語はリンガフランカとしての独占的地位を失う。将来のリンガフランカは機械翻訳だ、と。

だから将来への投資と考えるなら、社内英語公用語化の導入より、機械翻訳を導入した方が投資になるのではないだろうか。

2012/06/10

おたくは品質はいいけど、お値段が・・・。

この間、ある翻訳総会に出席した。そのとき新しく理事になられた方が就任のスピーチでこんなことをおっしゃった。

「営業に行くと、自社の翻訳が一番いいと褒められます。しかし、御社はお値段も一番です、とも言われます。ただし他社さんがどれだけの工程を経ているのか分からないので値段だけで比較されても答えに窮する。適正な価格を付けているつもりです。」

というようなことだったと記憶している。

今度、営業に行って他社さんと値段を比較されたときに上のように切り返してみようと思った。たしかにお値段が安い翻訳会社は3工程しか経てないかもしれない。値段が高い翻訳会社は5工程を経ているかもしれない。

3工程しか経ていない翻訳の方が品質が良かったってこともあるだろうけど・・・。

2012/06/09

【ニュース】WIPOの指定翻訳会社になりました!

弊社がWIPO(World Intellectual Property Organization:世界知的所有権機構;本部:スイス、ジュネーブ)から公式翻訳会社に指定されました。今後は、要約書、サーチレポート等の日英翻訳を弊社が担当することになりました。

本件のプレスリリースはここ