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2015/11/28

翻訳が5年で消滅してもよいように

本当に翻訳は5年で消滅するだろうか?もうちょっと長生きするような気もしています。実は。しかし今から行動を起こす必要があるのは、僕が経営者だからです。スタッフもいるし、ある日突然仕事がなくなったら彼らも困るし。

僕は昭和生まれなので、半生記ほど生きています。これまで自分の人生で大きな社会的な変化を経験しています。そのとき、多くの会社が倒産しました。

1つ目は、1ドルが360円でなくなったときだ。今の若い人は、1ドル=360円の時代なんて想像できないだろうが。このとき、輸出関係の中小企業の多くが倒産した。確か1970年ぐらいではないかな。僕が小学生の頃の話だ。王選手がまだ現役でホームランをかっ飛ばしていた時代です。確かFAXなんてなくてテレックスの時代です。

2つ目は、1990年頃にバブル崩壊だ。この時、僕はやっと社会人になって、ホテルに就職した。就職したときは景気はよかったです。日本の会社が世界の名だたるホテルを買収していったのもこのときです。でもバブルが崩壊したとき、日本の会社は買収したホテルを手放さざるを得なくなりました。それまで湯水のようにお金をホテルに落としていた多くの中小企業のお客さんがぷつりとホテルを利用しなくなった(倒産した会社も多かっただろう)。

3つ目は、リーマンショックだ。この時、僕は、翻訳者として独立していた。知り合った翻訳者さんの中に、リーマン・ブラザーズに勤めていたが、会社が倒産したので、翻訳者になったという人がいた。この時は、翻訳業界というよりも、僕の知っている人が随分困ったという話をしていた。金融業界はそざ大変だったと思います。

共通しているのは、僕が経験した3つの社会的な変化は、ある日突然やってきていることだ。さぁピンチになりますよ。準備はいいですか、という警告は発してくれない。

次は、4つ目だ。きっと2020年頃だと思う。機械翻訳及び人工知能が翻訳業界を征服するときだ。

僕は、4つ目がある日突然やってきても乗り切るつもりでいます。

僕も経営者ですから行動はすでに起こしています。

こいつは機械だけど、大歓迎。だけど人間の仕事を奪っていることは間違いない。