2015/12/29

実は、機械翻訳は誤訳をしていない!?

実は、機械翻訳は誤訳はしていないのです、と言われるとどう思われるでしょうか?「いや、機械翻訳は誤訳だらけだ。実際に誤訳だらけのHPを知っている!」とおっしゃるでしょう。しかし機械翻訳は誤訳をしていないのです。

機械翻訳は、正しく翻訳しています。はい。間違いなく正しく翻訳しています。僕が保証します(それほど説得力ないですが)。正しく翻訳しています。

機械翻訳の中では、あるアルゴリズムに従って、変数(単語や語句)が入力されて、翻訳語が算出されます。

算出された訳語が人間にとれば意味を成さなかっただけです。

機械翻訳としては、誤訳をしているわけではないのです。機械翻訳にとれば、正しい答を返しています。禅問答のような流れになってきたかもしれませんが、これが事実です。

正しく誤訳したという方が正しいかもしれません。

機械翻訳は、常に正確ですので、人間のように「compliment とcomplement」の意味を取り違えたりは決してしません。誤訳するのは、人間の方です。このような意味の取り違いをする人間の脳は、演算装置として、機械翻訳にはとうてい勝てません。

2016年もいい年だったらいいな。
機械翻訳と仲良く付き合っていきたいです。

【2016年度の営業について】
1月4日(月)から通常営業をいたします。どうぞよろしくお願いします。

2015/12/25

2015年の営業を終了しました

本日、16時から大掃除をしました。

僕も掃除しました。


これをもって2015年の営業を終了いたしました。

掃除終了!


2016年は、1月4日(月)から営業を開始いたします。

ツインタワーが綺麗に見えました。


どうぞよろしくお願いします。

クリスマスにサンタがやってくるとは限らない

結局、交渉は打ち切ったのだが、ちょっと不思議に思ったオファーがアメリカの翻訳会社からクリスマスにやってきた。残念ながらサンタさんにはならなかったが。

エンドクライアント:フォーチュン500の1社
提示料金:0.05~0.10ドル/ワードの間ぐらいでした。
分野:IT
依頼方法:トライアルに合格した翻訳者に対して直接依頼
翻訳代金:我々会社に支払う
支払いサイクル:1ヶ月
*交渉内容は、公表できないものなので少々加工しています。

もし条件さえよければIT翻訳部門を立ち上げてもいいかな、と思っていました。しかし料金的にお受けできそうにないし(アメリカ合衆国の会社とは思えない料金でした。インドの会社が提示するなら分かるがと思いました)、我々は、IT翻訳の専門ではないので、最初から難しいお話だったのですが・・・。

どちらにしても一応お話だけでも聞かせていただきます。これも僕の仕事なので。

料金はこっちにおいておいて、僕が不思議に感じたのが、

翻訳者に直接依頼する

という部分だ。

これでは、我々が翻訳者の管理ができないし、本人が特定される。そもそも直接依頼するなら我々はいらない。

アメリカの翻訳会社さんだったのだが、アメリカでは、こういうスタイルが流行りだしたのか?でもその前に、こういうシステムの場合、どういうメリットがあるのだろうか?

我々が発注業務に関与しないので、その分人件費が下がる。だから低い翻訳料金を提示することができるというメリットだろうか?

だけど依頼は、翻訳者に直接できるかもしれないけど、納品はどうするんだろうね。納品も翻訳者が直接行うのだろうか?まさに我々要らず!

ひょっとしてIT翻訳業界では、これが慣習であるのなら、僕の不勉強です。でもちょっと賢くなったと思います!

【年末年始の営業のお知らせ】

誠に勝手ながら、12月26日(土)~翌年1月3日(日)までお休みさせていただきます。本年度は、大変お世話になりました。スタッフ一同、心よりお礼申し上げます。来年もどうぞよろしくお願いします!

2015/12/21

忘年会やりました。

本日は、2015年最後の週が始まる月曜日です。だからというわけではありませんが、事務所の忘年会を開催しました。我々は、方針で、忘年会はランチタイムに開催しています(こうすれば、スタッフを夜遅くまで拘束することがなくなります)。

お腹いっぱい。ふ~。

食べる前に記念写真をパチリっ。

2015/12/09

2015年のボツネタ

2015年も終わりに近づいています。今年のボツネタを公開したいと思います。

ボツネタ1 「月~日まで営業している翻訳会社」

こうすれば月曜朝一の納品(例えば、8:30の納品)も楽勝だ!と思って企画してみましたが、それほど需要がないようなのでボツになりました。

ボツネタ2 「24時間稼働している翻訳会社」

海外との時差も考えて24時間稼働する翻訳会社を企画してみました。スタッフは、早番、遅番、深夜番の3交代制。確かに海外のクライアントとの連絡は便利だと思いましたね。思いましたけど、別に24時間稼働しなくてもいいじゃんと思ったのでボツ・・・。

ボツネタ3 「淀屋橋オフィスのマネージャー」

今年最大のボツネタがこれ!淀屋橋の事務所は、当初残す予定でした。しかし引っ越しが急に決まったため、淀屋橋事務所のマネージャーを探す時間が実質1ヶ月しかなく大変残念ながら見つけることができませんでした。せめて3ヶ月ほどあれば後任者を見つけることができていたかもしれません。非常に残念に思いました・・・。

ボツネタ4 「翻訳大学院設立」

さらにビッグなボツネタがこれ!!なにを血迷ったのか大学院を設立するという企画が(僕一人の中で)ありました。まぁ今後もこれぐらいビッグな企画をしていきたいですね!

そんな企画ばっかりしないで、本業に打ち込め!とオフィスマネージャー+社内翻訳者

2015/12/08

2015年もあと少しで終わる

もう12月の1/3は終わってしまった。もう2015年も終わりですね。ちょっと今年を振り返ってみましょう。

1月から英語と日本語に加えて、それ以外の外国語もサービスを公式に提供し始めました。結局、独日と中日を新たに言語ペアとして翻訳サービスを提供していく予定です(仏日と韓日は、リクエストベースで受注します)。

6月に1名翻訳トレーニー(女性)が入社しました。

9月に、新しいCATツールを導入することになりました。お客さんからの指定だったので有無をいわさず決定されました。僕は、ほとんど使ってません。スタッフは、慣れましたって言ってるようです。事務所の方針に合わないツールなので、次回のバージョンアップで使用を中止するでしょうね。というか僕はすでに中止しています(笑)。

10月、今年一番大きな出来事が起こりました。事務所を引っ越しました。2009年からお世話になっていた事務所を出て行くことになりました。色々思い出が詰まった事務所でしたので正直悲しかったです。でも長年計画していた(と言っても3年ですが)グランフロント大阪にとうとう入居できました。1年でも長く入居し続けたいです。

11月に翻訳トレーニーが1名入社しました。これまた女性です。今回は、事務所初の人材紹介会社さん経由で入社です。今まではハローワークさん経由でした。早く彼女立ちが一人立ちしてくれればいいなと思います。

11月、例年参加させていただいている翻訳祭に参加しませんでした・・・。来年も東京出張はほぼないと決めています。

12月、とうとうウォーターサーバが入ります!以前の事務所にはミニキッチンがあったので水を飲むことができましたが、グランフロントオフィスは自販機でミネラルウォータを購入するしかありません。1日に最低2本は購入しているのでウィーターサーバを望んでいました。今月中旬に設置される予定です。

来年はどんな年になるでしょうか?大体想像はついています。なぜならちゃんと計画があるからです。ノープランではなにが起こるか分かりませんが、計画があるのでなんとなくですが分かっているつもりです。

計画実施成功率は、恐らく10~30%ぐらいだと思います。それでいいと思っています。

6月に入社したスタッフと記念撮影。
ちなみに2014年12月28日のブログによると、「2015年の我々のキーワードは、「Internet Presence」、「Cloud」、「Collaboration」」だったみたいです・・・。

う~んInternet Presence 高まったかな~。う~ん。Cloud はまーまーか。Collaboration もな~。う~ん。

クリスマスカードを出す時期ですね!

クリスマスカードを出す準備をしました。

本日、投函しました!

写真撮り忘れました!

2015/12/04

「社長が3ヶ月不在でも成長する会社の作り方」安東邦彦著

10月に事務所の引っ越しをしました。そのとき、もう読まない本は大量に廃棄処分してしまいました。また読む本は、トランクルームに保管することにしました。本の整理をしているときに、ここ2~3年読んだ本の中で僕としてはベストの本が出てきました。ベストという割にはそれほど読み返してなかったようです。本日(このブログを書いている12月4日)に読み返してみました。

その本のタイトルは、

社長が3ヶ月不在でも成長する会社の作り方
安東邦彦著、インフォレスト

です。2013年に発売されているので2年前の本です。

まとめて言うと、「社長が職人である限り、その会社は大きくならない」というものです。つまり、社長さんがCEO(Chief Everything Officer)である限り(社長さんが、営業、経理、採用等なんでも担当しており、売上の大半は、社長が受注している)、その会社は、それ以上、成長しないというものです。

フリーランサー上がりの僕は、なんでも自分でやってしまう癖がありましたが、この本を読んでから自分でできることもスタッフに任せるようになりました。

2003年当時、事務所は、4名体制でしたが、現在は、7名体制になっています。自分でやっていた仕事はスタッフに任せています。

組織図を描くことも大切です。まだ組織図を描く必要がない小規模の時点から将来の組織図を描いておくとその組織図通りの会社が実現するそうです。組織が小さいと組織図を描いてみてもほとんどの仕事を社長さんが担当していると思います。その仕事をスタッフに任せていけばやがて規模は大きくなります。

事業を始めるとき、「自分の興味がある」分野で初めてはならない。「クライアントが求めている」分野を追求しなければならない。中小企業の大半は、自分の興味がある分野で事業を始めています。僕は、自分が興味がある翻訳から事業を始めました。もう少しクライアントが求めているサービスを追求したい思います。

上の本に加えて、「The E-Myth Revisited: Why Most Small Businesses Don't Work and What to Do About It」(Michael Gerber, HerperBusiness)もお薦めです。

同じようなことが書いてあります。

僕が一人でなにもかもやっていたら会社は成り立ちません。それは会社ではありません。

この正月は、年商5億ぐらいの会社の組織図を描いてみようと思います。その規模が実現したら、投資家もいて、事務所は、グランフロント大阪のワンフロア貸切って、僕の秘書が2名ぐらいいて、毎朝、運転手が迎えに来てくれて・・・。

多言語特許翻訳から4言語へ

2015年は、多言語特許翻訳をテーマにしました。ほぼ1年経過した結果、複数の多言語を少し絞ることにしました。

英日、日英、独日、仏日、中日、韓日の5つのペア全てを均等に営業活動を行うことは不可能だし、結局、どれもが中途半端な営業で終わってしまいそうなので、年の暮れに決断しました。

結局、受注順に決定を下した結果、英日、日英、独日の3言語ペアを残すことにしました。それ以外の仏日、中日、韓日は、リクエストがあれば勿論お引き受けさせていただきますが、ホームページや印刷物からは、外すことにしました。

独日は、現在、海外(イギリス、ドイツ、アメリカ)からご依頼をいただいています。我々は、日本の会社なので、日本語力には自信を持って翻訳を提供していきたいですね。

組織的にも強化していきたいです。来年、2016年からは、英日、日英、独日の3言語ペアを中心に営業していきます。

ご依頼は、私まで。

ついこの間、正月だったような気がしますが、正月がもうすぐそこですね。クリスマスはあまり興味ありません。正月の方が正月のような気がしますので。

とにかく頑張ります。
とここまで書きましたが、やはり中日は、捨てられないなと。

結局、英日、日英、独日、中日の4言語ペアです。

来年から、この4つを軸に営業します。どうぞよろしくお願いします。