2021/06/24

3回目の未払い問題が発生してしまった件

会社を経営していると次々に問題が発生することがあります。まあ慣れましたが・・・。

ある国の比較的大手の会社さんとの間で、未払い問題が発生してしまいました。過去にも海外の会社との間で未払い問題が発生した経験はあります。これで3回目だったと記憶しています(全部違う会社です)。これまで結局は解決できたので今回も解決できるだろうと軽く考えていました。しかし結構ストレスです。

今年に入ってからの請求額が入金されていないことが経理担当者から報告がありました。経理担当者から数回催促のメールを送りました。良い返答がないので僕もちょっとキツメのメールを数回送りました(入金が確認できない限り、新規案件は受注しない。現在作業中の案件も納品しないとか)。

その後も支払いがないため、現場の担当者達に苦情を申し立てても埒が明かないと判断しました。そこでその会社のトップに直接苦情を申し立てることにしました。サイトを見てもトップの名前及び連絡先が掲載されていませんでした。LinkedInでも探しましたが、見つかりませんでした。そこで、僕のネットワークを駆使して、その問題の会社のトップの名前と連絡先とを入手しました(社長は顔が広いだけではダメです。顔が効かないとね)。そしてそのトップに未払いの問題が発生している旨を直接通知できました。

トップに直接抗議したことが幸いしたのか、1月の支払いが6月の後半にやっと入金されました(もっと色々ありましたが、ちょっと書けないのでここでは書きません)。

もう3回目だったので海外の会社との取引に関して、ルールを設定することにしました。

今後、海外の会社と取引をするに当たってのルール
  • 日本に支社があること
たったこれでけなのですが、これまでルールも特に設けてなかったので設けることにしました。ただし日本に支社がある会社は少数です。お取引できる会社さんは限定的になると思います。未払いが発生した場合、取り立てに現地まで行けない(行こうと思ったら行ける)ので、今後は、日本支社がない限り取引はしません。

2021/06/17

翻訳業界の中国シフト加速中(僕の印象です)

翻訳業界の中国シフトが止まらない。例えば、英日翻訳。これまで英日翻訳は、受注/発注/管理の全てが日本国内で行われてきた(DTPだけアジア諸国)。今では、翻訳作業は、さすがに日本国内で行われているが、受注/発注/管理は、中国からだ。明らかに外資系翻訳会社の拠点は中国にシフトしてる。

中国の出願件数が日本の出願件数を上回った今、中国にシフトして当然だと思う。中国と日本との2拠点を設けることができれば良いが、どちらか1つにする場合、当然、市場が大きい中国に拠点を置くだろう。

外資系翻訳会社の日本拠点は、これまでフィジカルオフィスだった。日本拠点があって、スタッフが勤務していた。しかし日本拠点のバーチャルオフィス化が始まっている(コロナのため、在宅勤務に切り替わったこともその原因の1つだろう)。バーチャルオフィスで業務を行うことができるのであれば、バーチャルオフィス化は増々進むと思う。

そもそも日本の翻訳業界は、非常に閉鎖的な体質があったため、外資系翻訳会社は日本に拠点をそれほど置いてなかった。今後、投資家から見えれば、閉鎖的な市場に拠点を増やす利点はないだろう。結局、閉鎖的な日本の翻訳市場を見切りをつけて、成長し続けた中国に拠点が移って行った。