2020/08/30

一発即退場

こういうことをされると一発退場という翻訳があります。されたこともありますし、残念ながらしてしまったこともあります。

2020/08/15

クライアントに寄り添わない翻訳

クライアントに寄り添わない翻訳が存在することを知りました。非常に興味深かったのでこの記事を書きました。存在を知ったとき、僕が感じたのは、クライアント(相手側)に寄り添わない翻訳なぞあり得ないのではないか?でした。

翻訳業もサービス業なのでクライアントがあっての翻訳会社です。そもそも依頼側に寄り添わない翻訳に対して、依頼主が対価を支払うこと自体が不思議でした。しかし「クライアントに寄り添わない翻訳」は、間違いなく存在します。ビジネスとしても成り立っています。

ざっくり言って、クライアントに寄り添った翻訳とは、クライアントが支給するマニュアルに忠実に翻訳したり、クライアントの好みを優先したりする翻訳のことを意味します。

クライアントに寄り添わない翻訳とは、クライアントの好みは優先せず、自分の文体で翻訳を進めるような翻訳を意味します。

前者は、クライアント毎に文体を調整する必要がある。その分、時間がかかる。後者は、その必要がない。時間は節約できるだろう。ひょっとしたら後者の方が回転率は高いかもしれない。しかし自分の文体を気に入ってくれるクライアントを見つけることは並大抵のことではないと思います。見つかるまでが大変だと思う。

僕は、発注する側なので、後者のように指示に従ってくれない場合、イラっとします。基本、そういう翻訳者さんは起用していません。そういう翻訳者さんは、常に新しいクライアントを探し続けているような印象があります。履歴書を拝見するとかなりベテランなので今更クライアントを開拓する必要がなさそうに思うと、後者の翻訳者さんだったことが判明することがあります。ひょっとすると自分の文体を気に入ってくれるクライアントを探している最中だったのかもしれません。

*特許翻訳の場合、権利主張が前提です。指示通りに翻訳しないと出願人さんの権利主張支障が出ます。基本、大半の特許翻訳者さんは、指示通りに翻訳されます。逆に指示がない場合、指示書はありませんか?と尋ねてこられます。

Title: Translator-centric translation

I learned that there are translator-centric translations. I wrote this article because it was a very interesting discovery. When I learned about the existence of such translators, I felt that translator-centered translation was impossible.

The translation industry is a service industry. The first is the client. The second is a translation company. In the first place, it was strange that the client pays the translation fee for translator-centered translation. But "translator-centric translation" definitely exists. And translator-centered translation is also a business.

Roughly speaking, client-centric translations are faithful to the client-supplied manuals. Also, client preferences take precedence. Client-centric translation means such a translation.

In translator-centric translation, client preferences are not prioritized. The translation will proceed in the style of the translator's preference.

In the former case, the translator needs to adjust the writing style for each client. Therefore, translation takes time. In the latter case, the writing style is not adjusted for each client. The latter saves time. Perhaps the latter has a higher turnover rate. However, finding a client that accepts translator-centric translations can be difficult.

I am the ordering party. Therefore, I feel uncomfortable with translators who do not follow the instructions. Basically, I don't assign such translators. Such translators will always have to keep looking for new clients. Only such translators are quite experienced. So it makes me think that there is no need to develop new clients now. Later, it may turn out that he was the translator of the latter.

In the case of patent translation, the purpose is to claim patent rights. If you do not translate as instructed, it will hinder the applicant's claim. Basically, most patent translators translate as instructed. On the contrary, if there is no instruction, the translator will ask if there is any instruction.

* The above was translated using machine translation. It is not a complete translation. If you are unsure of the content, please refer to the original Japanese.

2020/08/12

語学学習に便利なデバイス:Vidami

語学学習に便利なデバイスを紹介します。元々は語学学習用ではありません。YouTubeの動画の早送り、巻き戻し、ループなんかを足で操作するデバイスです。

YouTubeの動画を使って語学なんかを学習する際、動画を巻き戻しして再度確認したいことがあると思います。マウスを使って巻き戻せばいいですが、一旦、握っている手を離してマウスを握って巻き戻して、またペンを持ってノートに何かを書いたりすることが面倒ですよね。そんなとき、巻き戻しなんかを足で操作できれば中断されずに効率的だと思います。

Vidami と言います。撮影するために机の上に置きましたが、通常、床に置きます。

勿論、語学の学習のみならず、ディクテーションをする際、便利かもしれません。要は動画の早送り、巻き戻しを足できるようになりますので両手を使えるようになります。


こういう箱に入っています。サイトは、こちらです。日本語のサイトはまだないようです。またグーグルのchrome にしか使用できません。

2020/08/04

支援金20万円は、20万円ではない!

本日は、珍しく(?)経営について書いてみようと思います。休業支援がとして様々な支援金が用意されています。よくテレビの街頭インタビューで「20万円もらっても売り上げは通常400万円なので焼け石に水だ」みたいな飲食店経営者のコメントが報道されます。情報操作に近いと思います。

売り上げには、
  • 総売り上げ
  • 営業利益
  • 経常利益
  • 税引前当期純利益
  • 税引後当期純利益
があります。

各支援金は、売り上げではありません。本業で稼いだお金ではありません。経常利益に計上します。経常利益は、売り上げから各種経費とか管理費とかを引いた後に残る利益です。20万円の経常利益を残すためには、150~200万円程度の売り上げは必要です(経常利益率によります)。したがって冒頭の「20万円もらっても売り上げは通常400万円なので焼け石に水だ」が誤っています。20万円は、経常利益です。400万円と言っているのは、売り上げでしょう。種類が異なります。

この計算ができないのであれば、経営者ではないと推測されます。ひょっとしたら店舗マネージャーさんかもしれません(経営者は、本部にいらっしゃる)。

中小企業の場合、年間経常利益が20万円というのは普通です。それだけ経常利益を残すことは難しいのです。売り上げだけを上げても会社経営は成り立ちません。

これらのことは、商業高校や実業高校なら高校時代にすでに学んでいます。大学の場合、商学部、経営学部に進むと、大学1年生の4月頃には学びます。

ちなみに法人税は、経常利益を対象にします。経常利益が20万円であれば、20万円に対して法人税が課税されます。経常利益が20万円であれば、法人税を支払っても黒字でしょう。ひとまずその年度は、黒字決算です。経営者は、黒字決算で終えると一仕事した気分に浸れます。

2020/08/03

こういう翻訳者さんはもうお願いしないです。その2

マニュアルを読まない(指示通り翻訳されない)翻訳者さんは、次回からお願いしないです。

2020/08/01

自己流でいいの?

プロだったら自己流は認められない。自己流=自己満足に過ぎない。自己流でやってる限り、指導者にはなれない。