2013/10/28

2013年の翻訳祭に登場します!

2013年の翻訳祭の企業プレゼンテーションに登場します!

日時:2013年11月27日(水)
セッション:セッション3 12:00~13:00
タイトル:「翻訳センターおよびMK翻訳事務所におけるクラウド型翻訳環境「MemSource Cloud」の活用実例」

http://www.jtf.jp/jp/festival/festival_program.html#koen_27

MemSourceさんの企業プレゼンテーションで、クラウド型翻訳環境を用いることによる利点を小規模翻訳会社の視点からのユーザーの立場でちょっとだけお話いたします(するように言われました)。

このプレゼンテーションには、株式会社翻訳センターの業務推進部部長代理の河野弘毅氏も登場されます。

ちょうどお昼の時間なのでみんなランチに行っちゃうのではないかな、と心配してます!

MemSource さんのブースには、私と弊社スタッフがちょっとしたお手伝い程度ですが、おりますので冷やかしにでもお越しくださいね。

では、翻訳祭でお会いしましょう!

2013/10/27

9月に向けて第一歩を踏み出す


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9月から新会計年度が始まる。その時期に合わせてなにか新しいプロジェクトを始めようと思っていた。ここ数週間、あ~でもないこ~でもないとアイデアを練っていたが、やっと1つのプロジェクトが動き出そうとしている。

まず1件は、相手のSEOとスカイプミーティング。もう1件は、メールにて交渉中。

全部で20個アイデアを出したけど、これまで実行に移せたのはゼロ・・・。アイデアだけはあるんだけどね。1つ1つ前に進めますよ。

せめてあと2つぐらいのプロジェクトは実行に移したいのだが・・・。
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上のようなブログ記事を下書きにしたは約2日月前の9月に入ってすぐの頃だ。

結局、新年度が9月に始まってからできたことは、

  • 新規のクライアント様に関して:

1件獲得、もう1件は、11月に交渉。

  • 翻訳トレーニーの採用に関して:

9月に入って、ホームページとハローワークに求人を掲載。多数ご応募いただきました。2名採用を決定。かなりレベルの高い方を採用できました。次回の採用どうしようかな・・・。

  • 営業に関して:

営業マンが主に大阪市内の既存のクライアント様から訪問を開始。9月から開始の予定でしたが10月からの開始になりました。9月は打ち合わせだけで終わっちゃいました。打ち合わせも大事ですしね。

  • 会社パンフレットに関して:

営業マンが訪問先に配付する必要があるので、初めて作成してもらいました。ひとまず100部を印刷。カラー印刷って同日には無理なんですね・・・。

  • 事務所レイアウトに関して:

11月に入ってすぐ開始する予定。

  • 会社の新ホームページに関して:

グランフロントのコラボオフィスnxに入っている仮面ライーさん(仮面ライーさんではありません)にお願いしました。すでに稼働中。ワードプレスを基本にしています。

事務所スタッフに関して:

  • 私、1名
  • オフィスマネージャー、1名
  • 翻訳者2名(ローカリゼーション・チームの翻訳者1名含む)
  • チェック担当 1名
  • 営業マン 1名

計6名の体制(その他、在宅ワーカーさんとか在宅翻訳者さんも勿論います)になりました。

ばたばたやってますけど、今までとは違って少し(ほんの少しですが)スタッフも増やせましたのでちょっとずつ前進していこうと思っています。

翻訳トレーニー募集終了のお知らせ

翻訳トレーニーの募集に多数ご応募いただきまして大変ありがとうございました。本年度の募集は締め切らせていただきました。

また来年以降募集を再開する予定でおります。

本当に応募あるかなと思っておりましたが、多数ご応募いただきましてご応募いただいた方には感謝の気持ちで一杯です。

では。

2013/10/26

打ち合わせなんだよね~

打ち合わせが始まる前の私です。

今日はこれだけです。では、また次回!


2013/10/24

翻訳システムを導入するときに検討したこと

会社組織運営を考えてシステムを導入することになった。そのときの検討したことを下に書きます。
  1. クラウド上で動作するか(様々な場所でも作業が可能か)
  2. 1がイエスの場合、セキュリティに関する契約書にサインしてもらえるか
  3. クライアントソフトは無料かまたは低価格か(各オペレータにラインセンスを付与するのではなく、クライアントソフト自体は無料で誰でもDLできるか)
  4. TM、単語集、翻訳(ソース、ターゲット)、コメントが1つファイルにまとめることができるか(TMや単語集はエクセルファイル、翻訳とコメントは2つの別つ別のワードファイルではないか)
  5. TMと用語集はインポート、エクスポート可能か(tmxファイルを処理できること)
  6. 変更履歴を残せるか
  7. 文字数や単語数の分析が可能か
恐らく、5~7は既存のシステムで充分だったと思う。現在使用しているMemSource Cloudの気に入っているのは1~4である(*1~7全てを満たすシステムはMemSource Cloud 以外にも存在します)。

社内的に、特定の翻訳ソフトを導入することも可能だと思うが、スタッフが20人いれば20ライセンス必要である。社内スタッフに対してはそれでもいいけど、在宅翻訳者さんの分までライセンスを購入するとなると、新しい翻訳者さんが増えれば、ライセンスを追加で購入しなければならない。コストが高すぎる。

システム導入により1~4がすべてイエスだったので、めでたく導入に至った。システム導入前は、1つのジョブに対して多数のファイル(翻訳原稿、単語リスト、過去の参考案件等)を翻訳者に送る必要があった(翻訳者さんも納品の際、多数のファイル(少なくとも翻訳文とコメント)を納品する必要があった。

私が個人的に嫌いなのは、翻訳文とコメントが別ファイルになっていることだ。参照するのが面倒くさい。なにが面倒かと言うと翻訳文にパラグラフ番号があればコメントも分かり易いが、パラグラフ番号がないと原文のページ数と行数とでコメント内容が示されることになる。それを突き合わせのが面倒だ。

実は、6の変更履歴を残せるかどうかという点も重要だった。簡単に言うと、変更履歴をオペレータごとに残したかった(そうすればどの時点でどのように修正していったかが分かる)。MSワードでは、変更履歴を残すことができるが、なかなかシステムでは残せない。MemSource Editor は残せた。

もしシステムを会社に導入しようかどうかお悩みの経営者さんがいらっしゃったら参考になれば幸いです。

2013/10/23

スタンドアロン型の翻訳ソフトを使用していた時代(2~3年前)

会社経営の立場から翻訳システムを導入するメリットに関して、何回か記事を書いた。今日は、翻訳システムを導入していなかった時代について書いてみたい。

2年ほど前まで弊社はあるスタンドアロンタイプの翻訳ソフトを使っていた。MSワードをベースにしたTMだった。非常に軽いソフトだったし、料金も安かったので重宝していた。

仕事量が増えるに従って以下の問題が発生するようになった。
  1. 出張先で作業をするためには、TMをすべて移動させる必要がある。
  2. 同じPCで仕事ができない場合、TMを全て移動させる必要がある。
  3. 出張から帰ってくると、出張中の作業を反映させるため、TMを元のPCに戻す必要がある。
  4. 100ページほどの案件を処理しようと思ったら、データ容量が多すぎたため、最後の数ページでは、TMが正常に動作しなくなった。
もし私がいつも同じデスクで仕事をしていて、自分しか翻訳をしないのなら問題ない。しかし、出張もあるし、事務所以外の場所で作業を行うこともあるし、翻訳者さんも翻訳してくれるので、不便だと感じるようになった。

一番不便だと感じたのは、私しかこのソフトを使用していないので、翻訳者さんがMSワードファイルで納品してくるとわざわざこのソフトにインポートをする必要があった。インポート機能はあるのだが、類似したセグメントが複数ある場合、最適のセグメントが正しくインポートされるわけではなかったので、インポート後、セグメントが正しいかどうかのチェックをしなければならなかった。これは翻訳のチェックではなく、たんに正しくインポートされたかのチェックであり、このチェックが無駄だと感じた。

誤ったセグメントがインポートされてでもしたらチェック担当者がぶち切れていたことをを思い出す・・・。

このとき、私も、スタッフも、翻訳者さんもみんなが同じソフトを使ってくれたらどれだけ作業がはかどるだろか、と感じた。

上の全ての問題を解決してくれたのが翻訳システムである。

システムを使うようになって、上の問題は解決した。作業時間が本当に短縮された。

2013/10/22

なぜ社内システムが必要なのか?

翻訳会社がシステムを導入する理由は様々だ。弊社の場合、「特定の翻訳者の実力」=「組織の実力」となることを防ぐためというもの1つの理由だ。

大変優秀な特定の翻訳者Aさんがいたとする。Aさんはマクロを駆使して翻訳している。訳抜けもなく、訳も正確だとする。他の社員は様々なソウトウエアを使っている。こうなると、成果物の品質にばらつきが出てくる。各個人の翻訳者の翻訳が共有されないからだ。これは経営者はすごく困る。

Aさんの翻訳はすばらしいが、Bさんはもうひとつ。Cさんは全然ダメという状況が生まれるからだ。

だから組織としてシステムを導入するわけだ。弊社は色々試した結果、MemSource社のサービスを選んだ。

登録翻訳者さんが、納品してくれるときに、翻訳はワードで作成、コメントもワードで作成という風にばらばらで納品されると困るのだ。システムがあれば、ソーステキスト、ターゲットテキスト、コメントが1つのファイルで納品される。当然、チェックする場合、楽だし早いし、なにより効率的だ。

弊社は翻訳システムを活用している。ファイルは1本で納品される。チェックも早い。処理時間が短縮される。

もう1点。

翻訳者にフォーマット設定はさせない。そんな時間があるなら翻訳に集中していただきたいと考えるからだ。システム上で翻訳をするだけで結構です。

2013/10/07

「翻訳者1000日育成計画」を開始しました。

昨年度までは円高だったの海外での翻訳する方がお安かったので海外生産を主にしていました。海外拠点を立ち上げようかとは思いましたがそこまでは至りませんでした。

今年は円安なので海外で生産する必要もなくなりました。そこで国内で生産する方にシフトすることにしました。その結果、社内翻訳者も採用することにしました。社内翻訳者の採用は弊社にとって長年の課題でした。

弊社の採用基準は、知財検定3級以上、英検1級以上としました。3年ぐらいで独立できる能力を有していることも基準の1つです。

オリンピックが開催される2020年までは円安が続くと思いますので、社内翻訳者の育成に力をいれたいと思います。

独立支援を会社をあげて行います。翻訳のみならず法人または個人事業主として登記する等各種セミナーには参加する機会を与えますし、ネットワーク作り、翻訳作業の効率化、営業方法等も学べる機会を与えます。

これらの翻訳者が2014年9月からスタート予定のCentral Translation Unit (CTU)に勤務することになります。

たとえ特許事務所等で翻訳者としての経験があっても独立できるまでは3年(1000日)ぐらいは必要だと思っています。NYヤンキースの松井選手も「4番打者1000日計画」に基づいて長嶋監督が育てたそうです。あの松井選手も1000日必要だったわけですから1000日というのが長い期間だとは思いません。

1000日ってあっと言う間です。明細書100件翻訳することは不可能ですし。でも100件ぐらい翻訳してほしいけどな~。

2013年~2014年にかけて3名採用予定です。その後、続々と独立を果たすと思います。早ければ2016年には独立を果たす翻訳者が誕生するでしょう。

経歴としての基準は上に書いた通りですが、人物考査として、上品な方、腰の低い方を採用する予定です。

順不同で書いてしまいますが、電気・電子、化学、バイオ、医薬のうち少なくとも2分野の専門を持てるようになってから独立してもらう予定です。

2013/10/05

フリーランサー募集のお知らせ:1) 英日特許翻訳、2)チェック(revision)

*以下の求人は、翻訳ディレクトリのNo. 7571 求人です。

募集ジャンル:特許翻訳およびチェック(revision)

言語:英語→日本語

募集対象地域:日本国内

募集人数:翻訳5名、チェック5名

技術分野:電気・電子分野を予定しています。

応募資格:
1)特許翻訳の経験が3年以上あること、
2)特許事務所の社内翻訳者の経験があること、
3)fortis を使用(ライセンスは弊社がご用意いたします)できること(または、tmxファイルで納品ができること、またはMemSourceを使用できること)、
4)日本語が第1言語であること

応募方法:履歴書と職務経歴書をお送り下さい。その際、必ず以下の情報を記載下さい。
1)1日の翻訳ワード数(または1日のチェック可能ページ数)
2)専門分野

応募の際のメールの件名について:

  • 英日翻訳に応募される場合は、「No. 7571の応募の件/山田太郎/英日翻訳」として下さい。
  • チェックに応募の場合は、「No. 7571の応募の件/山田太郎/チェック(revision)」として下さい。

料金:

  • 翻訳に関しては、トランスレーションメモリのマッチ率により変動します(本件は、マッチ率により変動するという契約をクライアントと結んでいます)。
  • チェックに関しては、タイムチャージになります。


弊社の希望:月間3万ワード程度をお引き受けいただける翻訳者さんを望んでおります。また1日で少なくとも1万ワードのチェックが可能なチェッカーさんを望んでおります。

選考方法:書類審査=>トライアル(無料)=>登録

応募先:translator(at)mktranslationfirm.com
担当:梶木
*ご不明点ございましたらお問い合わせくださいませ。
*お電話でのお問い合わせはご遠慮ください。

2013/10/01

締切日にトライアルを提出しない応募者

こういう応募があります。

拝啓

私はフリーランス翻訳者です。専門は、~です。履歴書を添付します。是非トライアルを受験させて下さい。

敬具

添付:CV

履歴書を拝見すると素晴らしいご経歴をお持ちである。きっと素晴らし翻訳を収めて頂けるだろうと思う。

何度かメールのやり取りをして、では期日はxx月xx日ですのでトライアルをお願いします。不明点があればお問い合わせ下さい、となる。ちなみにお忙しそうな応募者さんにはトライアルの締切延長も可能なので忙しい場合はご相談下さいと伝える。

締切日にトライアルが提出されない。

提出されないので不合格扱いとする(提出がない場合は、不合格通知は送らない)。

履歴書をハードディスクから削除する。

理由が分からない。トライアルが難し過ぎたのか(そんなことはない)?忙し過ぎたのか?

これらの応募者さんはきっと他社さんとのお仕事がお忙しいのかもしれない。トライアルをやっている間に他社さんとのお仕事がまとまって、もう弊社のトライアルには興味を失ったのかもしれない。

弊社は「連絡を入れなかった」点から判断して、お仕事を頼んでも連絡もせずに遅延してくるタイプの翻訳者さんだと想像する。

本人の意思で履歴書を送ったのだから、気が変わって受験しないことにしました履歴書は削除して下さいとかの連絡ぐらいは入れるべきだと思う(メールなら30秒あれば可能だ)。

トライアル受験のためにあなたのためにこちらも時間を割いてあげたのですよ。

プロなんでしょ?