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2012/10/01

首の傾斜角度11度

2001年、僕は大阪市内のある特許事務所に就職した。翻訳の経験はゼロだったけど採用された。翻訳者としてスタートを切った。ちょうどこの頃、左肩に寝違いのような症状が出るようになった。最初はなにもせずにいたけど、3カ月周期ぐらいで再発していた。そのうち家の近所をジョギングするようになった。運動することによって痛みは緩和するようだった。だから特に治療はせず数年が経過した。

2012年1月、日本翻訳連盟さん主催で大阪で翻訳セミナーが開催された。講師として呼んでいただいて「スモールビジネスの世界戦略(←今から考えると別に世界戦略ではない)」みたいな壮大なテーマで話しをした。このときの自分の写真を見ると、ほんとうにだるそうだ。頭がぼ~としているのが分かる。

この時期、左肩は症状が我慢の限界を超えるほど悪化しており、体全体がだるく、朝起きて即、イライラが始まっていた。この状態が2~3カ月続いた。

治療のためマッサージに通った。症状は改善されなかった。その後、ペインクリニックに通った。ここでも症状は緩和されなかった。

次はどの医者に行けばよいかわからなかったが、ネットで調べるとカイロプラクティックという治療があることが分かった。事務所の近くに評判がいい先生がいらっしゃることが判明したので、そのクリニックに通うことにした。

まずレントゲンを撮った。レントゲン写真をみせていただきながら先生に解説していただいた。僕の首は11度右に傾いていた。この傾きのために肩に負担がかかって、逆の左が痛むということだった。今までは左肩が痛かったので左を中心に治療していたが、それは正しくなかったようだ。右に傾いているので左が痛んだというのが実情だった。

2001年に痛みの症状が出たのでかれこれ10年以上に渡って症状が蓄積されたことになる。もっと早く治療をしていればよかったのだが。

治療では、まず背骨を思いっきり2~3発チョップされた。その後、首の骨と骨との間に指を添えて、首を傾けた。これが毎回、まさに死ぬ思いがするほど痛かった。マッサージではよく「痛気持ちいい」と言うが、まさに痛いだけ。ただ単に痛い。激痛。首が折れるのではないかと思うぐらいの激痛。治療が終わると、助かった生きてる!と感激した。

この治療を4カ月ほど続けた。状況を確認するためまたレントゲンを撮った。その結果、首の傾きがゼロになったことが分かった!でもまだ通院は必要のようだが、とにかく寝違いのような症状はもう現れないだろうとのことだ。

いつもパソコンに向かっているので、それが原因で肩こりか、もしくは寝違いだと思っていた。これが間違いだった。これほどの治療が必要だったとは夢にも思ってなかった。やはり専門家もアドバイスは重要だ。もし肩こりか寝違いだと思って治療を行っていなかったら今頃ひどいことになっていたと思う。まさにぞっとする。

ただ残念だったのが、カイロプラクティックに健康保険が適用されないので、全額負担になること。金額は書きませんが治療費は相当な額です・・・。

僕は大きな病気をしたことがないし、入院の経験もない。まぁ体のオーバーホールを行ったということでよしとしよう。

ちなみにこのクリニックで治療できるのが首の傾きが12度までらしい。僕は11度だったのでもうちょっとで治療不可だった。12度を超えると、手にしびれが出てもおかしくないらしい。脊髄に通っている神経が圧迫されるから。

健康ってありがたいと痛感する。