2013/02/16

翻訳会社の最低料金はおいくらぐらい?-002

最低翻訳料金をさらに下げる方法について書きます。

基本料金は18円などの最低料金のままにする。そして翻訳不必要箇所を増やす。例えば、サマリーとか要約とか、繰り返し箇所を不要箇所とする。

不要箇所があると仮定して、全体の文字数やワード数に対して計算すれば、1文字や1ワード当たりの平均単価は下がります。

この方法が現実的ではないか、と思う。

その場合、不要箇所は、クライアント側で削除する必要はない。いちいち不要箇所を探して削除するのは面倒な作業だと思う。それならいっそのこと明細書全体の翻訳を依頼すれば良い。

翻訳会社側のTMを使えば、過去と一致する箇所、つまり、不要箇所は自動的に削除できる。

クライアント側にしてみれば、不要箇所を削除する手間も省けるのでお得だとは思います。

写真:弊社トランスレーション・メモリの管理画面

2013/02/11

翻訳会社の最低料金はおいくらぐらい?-001

翻訳会社の最低料金に関して書きます。

翻訳料金の大半は人件費です。翻訳コスト、事務所経費、会社の利益等から合理的に算出されています。値引きは可能ですが、保証対象外の料金も存在します。つまり修正の依頼があってもお受けできないような低価格です。基本的には、修正は応じることができなくてもよいのなら値引きはいくらでも可能です。

日本国内では、翻訳会社が設定する料金としては、日英特許翻訳なら9円/文字(18円/ワード)でしょう。これ以下の料金で行われた翻訳に対して、修正を希望しても断られます。この料金の翻訳に対して修正を後で加えてほしいとお願いする方が間違っています。安物買いの銭失いとはこのことです。

翻訳会社の場合、翻訳者とチェックする人は別人ですから最低限2名分の人件費が必要です。フリーランサーさんの料金が翻訳会社のそれよりお安い理由は、フリーランサーさんは1名分の人件費だからです。

ただしどうすればコスト削減が可能になるかという課題に対しては、経営者として、その解決策を常に考えています。ここを諦めたら経営者として終わりだと思います。

どうすれば現在の最低料金を1円でも―0.5円でも―削減できるようになるかという課題は各翻訳会社さん共通の課題でもあります。

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