2014/05/08

小規模事業者持続化補助金に申請してみませんか?

小規模事業者持続化補助金の採択に至るまでに関してちょっと真面目に書きます。

補助金を受け取れることになりました。これは、補助金です。助成金と違って、返済義務がありません。

実は同時期にもっと金額が大きな補助金の公募もありましたが今回は断念しました。アイデアが足りなかったこともありますが、補助金は事業終了後に入金されるため、補助金なしで新事業を開始できそうになかったからです(とにかく1千万円程度の新事業を開始する必要がある。その資金は銀行融資等でまずまかなっても良い)。今回採択された補助金は、ひとまず自己資金で十分事業を開始できそうでしたので応募しました。

我々は、ダメもとで申請しています。なにしろ今年初めて募集されたので過去データを参照することができませんでした。

まず、申請書を大阪の商工会議所さんの担当者さんに自信満々で提出しました。内容は、「オフィスレイアウトを変更し、家具等を購入し、スタッフが働きやすい環境を構築して生産性を高める」というものです。

翌日、記載されている事業内容では申請に通る可能性が極めて低いと電話で言われました。所謂、拒絶理由通知書が発行されたようなものです。新規性も進歩性も欠如していたようです。

「チラシの作成や配布」、「ホームページの作成」、「店舗改装」などは、これらの効果で収益が上がったという因果関係が必ずしも明確でないため、ここでいう「直接収益に結びつく行為」には該当しません。<=という一文があることが分かりました。事務所のレイアウト等を変更して環境を改善した結果、生産性が上がったとしても直接の因果関係を特定することは難しいというわけですね。

拒絶された理由は、「単に机とか椅子とか買い換えるだけ」に過ぎないので新規性、進歩性ともないというものでした。性能が高いPCを買い替えるというのも認められないと言われました。PCは汎用性が高いため、特定の事業だけに使用を限定できないためです(それならオフコンならOK?)。

それで、拒絶を覆すために、「セミナーおよび講師業の開始」という新事業(サービス)の開始に関する内容に変更しました。その後、大阪の商工会議所さんから東京の日本商工会議所さんにとりあえず提出して下さい、と言われました。

特許出願だったら完全な新規事項に変更ですので、無効でしょうね・・・。

新事業や新サービスは思いつくとPCに書き込んでいます。ネタだけなら10~20は常にストックしています。実施可能性が高いネタもあれば、低いネタもあります。多くの資金が必要なネタもあれば、少ない資金で開始できそうなネタもあります。

我々の申請が通った理由は、新規性が加わったこと以外に、この補助金がスタッフが5名以下の小規模の事業所の申請を優先というものだったからかもしれません。

創業以来初めて資金調達を行いましたが、資金調達にも色々あるのですね。経営者としてちょっとだけですが勉強できたと思います。

結局、レイアウトの変更は全額自己資金で行うことになりました。

申請書提出直後の写真。ぐったり。

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