2015/12/25

クリスマスにサンタがやってくるとは限らない

結局、交渉は打ち切ったのだが、ちょっと不思議に思ったオファーがアメリカの翻訳会社からクリスマスにやってきた。残念ながらサンタさんにはならなかったが。

エンドクライアント:フォーチュン500の1社
提示料金:0.05~0.10ドル/ワードの間ぐらいでした。
分野:IT
依頼方法:トライアルに合格した翻訳者に対して直接依頼
翻訳代金:我々会社に支払う
支払いサイクル:1ヶ月
*交渉内容は、公表できないものなので少々加工しています。

もし条件さえよければIT翻訳部門を立ち上げてもいいかな、と思っていました。しかし料金的にお受けできそうにないし(アメリカ合衆国の会社とは思えない料金でした。インドの会社が提示するなら分かるがと思いました)、我々は、IT翻訳の専門ではないので、最初から難しいお話だったのですが・・・。

どちらにしても一応お話だけでも聞かせていただきます。これも僕の仕事なので。

料金はこっちにおいておいて、僕が不思議に感じたのが、

翻訳者に直接依頼する

という部分だ。

これでは、我々が翻訳者の管理ができないし、本人が特定される。そもそも直接依頼するなら我々はいらない。

アメリカの翻訳会社さんだったのだが、アメリカでは、こういうスタイルが流行りだしたのか?でもその前に、こういうシステムの場合、どういうメリットがあるのだろうか?

我々が発注業務に関与しないので、その分人件費が下がる。だから低い翻訳料金を提示することができるというメリットだろうか?

だけど依頼は、翻訳者に直接できるかもしれないけど、納品はどうするんだろうね。納品も翻訳者が直接行うのだろうか?まさに我々要らず!

ひょっとしてIT翻訳業界では、これが慣習であるのなら、僕の不勉強です。でもちょっと賢くなったと思います!

【年末年始の営業のお知らせ】

誠に勝手ながら、12月26日(土)~翌年1月3日(日)までお休みさせていただきます。本年度は、大変お世話になりました。スタッフ一同、心よりお礼申し上げます。来年もどうぞよろしくお願いします!

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