今回から逐語訳ではなくなったようです。パリルートのUS出願を念頭に置いて翻訳せよとなりました。
=>翻訳メモではなく、「問2. 次の実施形態の抜粋を英訳してください。米国出願のために一部修正が必要ですので、修正を加え、修正内容を簡単にメモしてください。」が正しいようです。
*現在確認できたのは、機械、化学の2分野です。前者は、メモの添付が認められました。後者は、特にメモを提出していいとの指示はありませんでした。
US出願を念頭に置くというのであれば受験者により訳語が大幅に変わる可能性が考えられます。今以上に採点が難しくなったと思います。これは、逐語訳では機械翻訳を利用してポストエディットだけで提出することへの防止策だと思われます。
私は、今まで様々な語学検定試験を受験してきました。メモの添付が認められた語学試験というのは初めてです。メモを添付するのであればより実ジョブに近づいたと言えると思います。また実トライアルに可能な限り近づいたと言えると思います。
また確実に分量が増えているようです。電気/電子では、訳語が1000ワード近くになってもおかしくなかったようです。分量が増えているということは、ひょっとしたら機械翻訳の使用が予想されるので量を増やしても問題ないと判断されたのかもしれません(確認はしていません)。電気/電子では、メモの添付に関する指示はなかったようですが、問題中に誤記と思われる箇所があったようです。どのように対応したかは、受験者によって異なると思われます。
今回から日本翻訳連盟(JTF)さんと共催という形式をとっておられると思いますが、新しい形の語学検定試験を目指しているのではないでしょうか。変化も必要だし、興味深く拝見させていただいております。
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