翻訳会社がシステムを導入する理由は様々だ。弊社の場合、「特定の翻訳者の実力」=「組織の実力」となることを防ぐためというもの1つの理由だ。
大変優秀な特定の翻訳者Aさんがいたとする。Aさんはマクロを駆使して翻訳している。訳抜けもなく、訳も正確だとする。他の社員は様々なソウトウエアを使っている。こうなると、成果物の品質にばらつきが出てくる。各個人の翻訳者の翻訳が共有されないからだ。これは経営者はすごく困る。
Aさんの翻訳はすばらしいが、Bさんはもうひとつ。Cさんは全然ダメという状況が生まれるからだ。
だから組織としてシステムを導入するわけだ。弊社は色々試した結果、MemSource社のサービスを選んだ。
登録翻訳者さんが、納品してくれるときに、翻訳はワードで作成、コメントもワードで作成という風にばらばらで納品されると困るのだ。システムがあれば、ソーステキスト、ターゲットテキスト、コメントが1つのファイルで納品される。当然、チェックする場合、楽だし早いし、なにより効率的だ。
弊社は翻訳システムを活用している。ファイルは1本で納品される。チェックも早い。処理時間が短縮される。
もう1点。
翻訳者にフォーマット設定はさせない。そんな時間があるなら翻訳に集中していただきたいと考えるからだ。システム上で翻訳をするだけで結構です。
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