2015/12/04

「社長が3ヶ月不在でも成長する会社の作り方」安東邦彦著

10月に事務所の引っ越しをしました。そのとき、もう読まない本は大量に廃棄処分してしまいました。また読む本は、トランクルームに保管することにしました。本の整理をしているときに、ここ2~3年読んだ本の中で僕としてはベストの本が出てきました。ベストという割にはそれほど読み返してなかったようです。本日(このブログを書いている12月4日)に読み返してみました。

その本のタイトルは、

社長が3ヶ月不在でも成長する会社の作り方
安東邦彦著、インフォレスト

です。2013年に発売されているので2年前の本です。

まとめて言うと、「社長が職人である限り、その会社は大きくならない」というものです。つまり、社長さんがCEO(Chief Everything Officer)である限り(社長さんが、営業、経理、採用等なんでも担当しており、売上の大半は、社長が受注している)、その会社は、それ以上、成長しないというものです。

フリーランサー上がりの僕は、なんでも自分でやってしまう癖がありましたが、この本を読んでから自分でできることもスタッフに任せるようになりました。

2003年当時、事務所は、4名体制でしたが、現在は、7名体制になっています。自分でやっていた仕事はスタッフに任せています。

組織図を描くことも大切です。まだ組織図を描く必要がない小規模の時点から将来の組織図を描いておくとその組織図通りの会社が実現するそうです。組織が小さいと組織図を描いてみてもほとんどの仕事を社長さんが担当していると思います。その仕事をスタッフに任せていけばやがて規模は大きくなります。

事業を始めるとき、「自分の興味がある」分野で初めてはならない。「クライアントが求めている」分野を追求しなければならない。中小企業の大半は、自分の興味がある分野で事業を始めています。僕は、自分が興味がある翻訳から事業を始めました。もう少しクライアントが求めているサービスを追求したい思います。

上の本に加えて、「The E-Myth Revisited: Why Most Small Businesses Don't Work and What to Do About It」(Michael Gerber, HerperBusiness)もお薦めです。

同じようなことが書いてあります。

僕が一人でなにもかもやっていたら会社は成り立ちません。それは会社ではありません。

この正月は、年商5億ぐらいの会社の組織図を描いてみようと思います。その規模が実現したら、投資家もいて、事務所は、グランフロント大阪のワンフロア貸切って、僕の秘書が2名ぐらいいて、毎朝、運転手が迎えに来てくれて・・・。

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