2016/12/05

翻訳4G

僕がこの業界に入る前(2000年頃)は、すでにワープロが翻訳業界での主流のツールになっていた。その前は、タイプライターだった(らしい)。

タイプライター派は、ワープロでは気持ちがこもらない。1つ1つキーを打つのが翻訳だと主張していた。タイプライター派は、もはや存在しない。彼らは死滅した。時代に負けたのだ。これを第1世代(G1)と呼ぶことにする。

その後、CATツールが主流になった。ワープロ派は、CATツールでは「全体の流れが読めない」と反対した。CATツール反対派は、今でも存在する。これを第2世代(G2)と呼ぶことにする。

2016年は、機械翻訳が精度を高めた。2017年には、機械翻訳が主流の翻訳ツールになるだろう。これを第3世代(3G)と呼ぶことにする。

CATツールの是非は、一世代前の議論である。今の議論の中心は、機械翻訳をいかに業務に活かし、効率を上げ、生産性を高めるかである。

その後、第4世代(4G)は、人口知能によるアシストを受けながらの翻訳だろう。現在、マクロで自動化されている作業は、人工知能が行うことになる。

我々は、時代に逆らわない。マーケティングの基礎として逆らうわけには行かない。生き残る唯一の道だ。

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