先日、楽器屋さんにギターのリペアをお願いしました。そのときにお値段はおいくらほどになりますか?と質問したところ、意外(僕にとっては)な答えが返ってきました。それは、「一概には言えない」という返事だったのです。どういうことかと言うと、テールエンドを交換すると、弦高も調整する必要がある、ピッチも調整する必要がある、フィンガーボードの汚れも落とすと綺麗になる、フレットを打ち直すと弾きやすくなる、とのことでした。とりあえず全部やって下さい、と言ってみました。すると「XXXX円」ですということだったので料金を前払いしました。
翻訳も同じことが言えるような気がします。「原文は分かりにくく書いていても翻訳は分かり易く書いて下さい」というリクエストから、「昭和30年ぐらいの公報です。ほとんど判読できない程度のPDFファイルから翻訳して下さい」までリクエストは様々です。この場合、文字数ベースとか、ワード数ベースでは、料金を一概に言えないのです。それに、翻訳者のレベルも上中下とあるわけだし・・・。
「料金は言い値で結構です。じゃ、お願いします」と言って下さるクライアントは極わずかなのですが、中には、料金は一切気になさらないクライアントもいらっしゃいますね。
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