「市場を新しく作り出して、その市場で一番を目指せ!」
これが弱者の戦略である。ランチェスター戦略にそう書いてある。
野球にも弱者の戦略がある。昔、野村克也氏が監督をしていた頃のヤクルトがそうだ。ちなみに強者の戦略は、当時のジャイアンツである。FAで各チームの4番打者とか、エースを次々に獲得した。我々は、明らかに弱者だ。火を見るより明らかである。
世界を見ると、特許翻訳市場は、数社の強者に支配されている。我々が進出するスペースはない。だからその市場には参入しない。
我々は、独自に「機械翻訳+ポストエディット」市場を作り出そうとしている。その市場で一番を目指したい。いままで自分達の市場を作り出そうと努力してきたが、できなかった。一番になれるサービスがなかったのだ。しかし今、MT+PEというペアでサービスを作り出して、市場を作り出せば、一番になれる可能性だけはある。
ビジネスというのは、スポーツ(例えば、野球)と同じ。どちらもセオリー重視である。ビジネスでは、投資もしているので最低限資金回収をする必要がある。だからセオリーを重視する。危険は冒せないのだ。突拍子もない考えは普通しない(僕はこれでもしてないつもりである)。野球では、勝負に負けるわけにはいかない。迷えばセオリーに従う(例えば、迷ったら外角低めのストレートを要求するとか)。それとどちらも、確率の勝負をしている。前者では、2つ(別に3つでもいい)案があれば、確率の高いものを選ぶ。後者でも、キャッチャーは、抑えられる確率が高い配給をするものだ。
だから「MT/PE部門(仮称)」を設立は、突拍子もないアイデアではない。マーケティング理論に従った弱者の戦術である。
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