2018/06/16

スターワーズって言わないよね。

最近、カタカナ語が生活に入ってきてる。それはいいのだが、「ar」の発音が気になる。例えば、award だ。カタカナでは「アワード」と書かれれる場合が多い。しかしこの単語は、「アウォード」だと思う。Star Wars は、「スター・ワーズ」と書かずにちゃんと「スター・ウォーズ」と記述されるのに。多分、この映画は昔の映画だから昔の人は硬い方が多くて、正しい発音に近い表記方法を選ばれたのだと思う。

翻訳関係では、「linguist」を「リンギスト」とカタカタ書きされるのが我慢できない。あるセミナーで「リンギスト」という言葉が20回ぐらい出てきて、おまけに資料にも丁寧に「リンギスト」って書いたあった。せめて「リングウィスト」と書いてほしい(正しい発音はちょっとカタカナでも無理なのかもしれません)。もしそれがいやなら「linguist」と書けばいいのに。同業者さんがそう書いているのできっとそのほうが国内的には分からりやすいのでそうしようと決定されたのだと想像している。でも翻訳会社だったら会議で「いやちょっとそのカタカナではまずくないですか」ぐらいの意見があった上ですごく偉い人が「まーいいじゃん、気にしなくて」みたいなノリでそうなったんだろうから僕がどーのこーの言ったところでなにも始まらないと思いますのでここにちょっと愚痴っぽく書くだけにしておきます。

そういう書き方をしたらお前の事務所はよっぽど発音にはうるさいらしいなと思われるかもしれませんが、あるスタッフが「adjacent」を「アジャカント」って発音しているのを日頃聞いている僕は、なにも言えない。最初「アジャカント」と言われたときは、プロレスラーのことでも言っているのかと思ったけどそれがなんと「adjacent」だと分かったときは天地がひっくり返ったというか、血液が逆流した。何回注意してもここ6年ぐらい治らないので多分あのスタッフはこれからもずっと言い続けると思う。そう考えると本当にぞっとします。余談だけど「アジャカント」じゃなくて「アジャセント」にしなかったのはそのスタッフの個性だと思う(個人的には後者の方が許せると言えば許せる)。

でもこの問題って「天王寺」と書いて「てんのうじ」と書くのはおかしい。その漢字なら「てんおうじ」しか読めないだろ程度の習慣の問題かもしれない。言語は生きているのでその時代に合わせて変化していくものだみたいなことを言語学の本かセミナーか講演かビデオかなんかで聞いたか見た覚えがある。

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