2020/03/02

リモートワークに向く人、向かない人ーその1

コロナウイルスの影響でリモートワークに関する話題をそこら辺で耳にします。本日は、リモートワークに向く人、向かない人に関して書いてみます。

事務所で仕事をする場合と、自宅で仕事をする場合との間には、精神的な違い、物理的な違いがあると思います。これらの違いが仕事のパフォーマンスに対して影響を与える場合があるようです。

表1:事務所勤務と自宅勤務とにおけるパフォーマンスの比較
事務所自宅
タイプA良い良い
タイプB良い悪い
タイプC悪い良い
タイプD悪い悪い

*「良い」、「悪い」は、パフォーマンスが良いか悪いかを示しています。

これらの4つのタイプの中で、タイプA型、タイプB型のスタッフについては理解しやすいと思います。A型は、いつでもどこでも最高のパフォーマンスを示すことができる人です。D型は、就業場所は関係なくパフォーマンスが悪い人です。

興味深いのが、タイプC型、タイプD型の人です。前者は、事務所で仕事をすると非常にパフォーマンスが良いが、自宅だとパフォーマンスが悪い人です。事務所では指示書を穴が開くまで注視してあれだけ細かに仕事ができるのに、自宅だと翻訳指示書のこまかい指示をなぜか飛ばしてしまう、凡ミスをする、そういう人です。

後者は、事務所ではそれほどパフォーマンスが良くないのに自宅では生まれ変わったようにパフォーマンスがが良くなる人です。ただしこういうタイプの人には直接お目にかかったことがありません。

タイプC型の人は、きっと自宅だと気が緩んでしまうとか、気が散る条件がそろっているとか、PCの性能が悪いとか、事務所のように仕事ができる環境が整っていないとかが理由かもしれません。

世間では、コロナウイルスに感染する可能性があるため、リモートワークを導入し始めた企業さんが一気に増えたようです。もしタイプA型、タイプC型の人が半数以上いたら生産性は向上するでしょう。反対に、タイプB型、タイプD型の人が半数以上いたら生産性は落ちるかもしれません。

技術的には、可能であっても、リモートワークは、簡単に導入できるわけではないと思います。人の性格も考慮しなければなりませんし、自宅で仕事ができる環境が整っているのかも考慮しなければなりません。後者の場合、仕事ができる環境に整えるために企業はどの程度費用を負担できるでしょうか。

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