2017/02/07

「社長」と呼ぶな

新しいスタッフが入ってきたのでというわけではないですが、昔から「社長」と呼ばれることに違和感を感じていました。

「マサ」と呼べ!と本日スタッフに通達した。

数年前にも試みましたが、浸透しませんでした。

どうなるやら。

2017/02/06

知財翻訳検定の実施が近づいて来ました!

知財翻訳検定の実施が近づいて来ました!

詳しくはこちらをご覧下さい。

今回も4名ほど受験する予定です。

昨年春には、電気/電子部門(日英)の1級合格者が1名出ました。

昨年秋には、化学(英日)の1級合格者が1名出ました。

現在、事務所内には1級合格者が2名います。

1級に合格すると報奨金(3万円)を支給しています。勿論、受験料は事務所が支払います。

特許翻訳を目指すなら英検やTOEICより知財翻訳検定を目指すべきでしょうね。英検1級取得していても明細書の翻訳ができるわけではないですので。

事務所内で受験対策用の勉強会も開催します。

今回も頑張って下さい!

- Blogged by Masa Kajiki, Founder CEO
Make patent translations more affordable through technology, collaboration, automation, and innovation.

2017/02/05

同業界からイノベーションは生まれない。生まれるのは、・・・

同業内からはイノベーションは生まれない。生まれるのは批判だけだ!同業者さんのなかにも拡大解釈とか勘違いをなさる方は多いです・・・。

回転寿司業界では、ファミリーレストラン化を目指した回転寿司屋さんは同業者から批判を受けた。「回転寿司屋に、ラーメン、コーヒーなんて不要だ」という批判である。

ファミリーレストラン化を目指した回転寿司屋さんは、やがて業界で勢力を一気に伸ばした。ファンの心をがっちり掴んだからだ。

記事はこちら

翻訳業界では、機械翻訳を導入するなんてもっての他だ!という批判が溢れかえっている。機械翻訳は単なるツールの1つに過ぎないのに・・・。

同業者とコラボレーションしても新しいことは生まれない。イノベーションは他業種とのコラボレーションの結果だ。

同業者から生まれるのはせいぜい批判ぐらいですよ・・・。

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2017/02/02

20年後も生き残るためにすること

翻訳業は20年後消滅するらしい。

でもなんとしても生き残るために策を練りたい。

頭を柔軟にしたい(悪く言えば、のらりくらり生き残りたい)。会社に柔軟性を持たせたい。常に変化できる組織を構築したい。

顧客、スタッフ、銀行のうち一番大切なものはなんだ?みたいなことがよくビジネス書に書いてある。「我が社は、顧客よりスタッフが大切です!」と主張する社長さんもいらっしゃる。「顧客が一番大切です」という方もいる。

昔はこれでよかったと思うが、これでは20年後は生き残れない。時代は、コラボレーション、イノベーション、レボリューションの時代だ。変化は、同業者からは生まれない。そういう時代だ。

絶対大切なものはない!

新サービスを導入する際は、スタッフが犠牲になる。新しいサービスを導入する際、反対派が絶対いるから。そのときは大切なスタッフを切り捨てる必要がある。大切なのは顧客なので。

顧客を犠牲にする場合もある。例えば、顧客が指定してきたソフトウエアが高額で生産効率も悪い(おまけにサポートも有料だったとする)場合、その顧客は大切かもしれないが、指定ソフトウエアを使用せずこの顧客を犠牲にする場合がある。廉価で、生産性が高く、簡易なソフトウエアを使って別の顧客にサービスするわけだ。最初の顧客は失ったかもしれないが、事務所全体から見れば、生産性の高い別の顧客が獲得できた結果、売上が上がる場合がある。

だから一番大切なのはないのだ。一番大切なのは、そのとき一番大切だったものだ。20年後生き残るためには、これぐらいの柔らかい考えの方がいいと思う。

そのとき一番大切なものを一番大切にしたい。

2017/01/31

様々なCloud translation system

追記:2017年2月8日

以下のシステムでは、登録翻訳者をシステムに登録する際、ユーザ側では作業ができません。システム側に依頼する必要があります。その際、エクセルで翻訳者のDBを作ってシステム側に登録を依頼します(その際、NDAを交わすことは可能)。現在、弊社では、社内的な試験使用に限定しています。

追記:2017年2月19日

上にお書きしたNDAでは、翻訳者のメールアドレス、翻訳済みのデータもカバーされます。

クラウド型の翻訳システムは、事務所で主に使用しているクラウド翻訳システム以外に、数多く市販されています。本日、知ったのはロシア製(アメリカにも支店はある)のシステム(プラットフォーム)です。

SmartCAT

HPをご覧いただくとお分かりのように、ロシア語、英語、日本語のページがあります。日本市場に力を入れていらっしゃることが分かります。

ダイレクトメールで知りました。恐らく日本の翻訳会社にも同様のメールが届いていると思います。メールを受け取って、5分後にサインアップしました(とにかく試してみるのが僕の性格です)。

翻訳エディターは、ハードディスクにインストールするのではなく、ウェブ上で動作させます。sdlppx ファイルも直接インポートできます(sdlrpxも作成可能)。中でも便利だと感じたのは、複数の翻訳者が同時に1つの案件を翻訳できる機能です(セグメントが確定されない限り、PMは修正等を加えることができない)。

ただし機械翻訳を設定する場合、APIをユーザ側で自由に設定できるわけではなく、サービス側に設定依頼をする必要があります。しかもその設定は次回のリリースまで実装されないみたいです。

基本的機能だけで良いなら無料版を無制限に使用できます。無制限に使用できるのがすごいです!IT系の会社は無料でサービスを提供することがありますね。

用途ですが、システムなわけですから翻訳エディターとしての用途に加えて、以下が考えられます。

プロジェクマネージメントシステムとしても注目しています。つまりこれまでは、翻訳システムに加えて、案件管理表が必要でした。このソフトで代用が可能かもしれません。

また支払いシステムとして注目しています。今までは、翻訳者さんに請求書を送ってもらって支払っていましたが、このシステムから直接支払いが可能になります。

手数料の10%は支払う必要がありますが、事務の手間が省けると考えると悪くないかもしれません。

ただし仕事毎に支払う必要があるのでキャッシュフローには気をつける必要があります(クライアントから入金されるのは1ヶ月後ぐらいなので)。

ビジネスモデルの話をします。

無料でどうやって商売しているかというと、システムの利用料金で売上を上げるのではなく、登録されている翻訳者に仕事を発注する際に手数料を支払わせて売上を上げるビジネスモデルです。最近はこのタイプの翻訳システムが増えてきましたね。

調べてみると日本人の翻訳者さんもすでに大勢登録していました。

ハードディスクにインストールするタイプの翻訳ソフトを高価で販売するというビジネスモデルは、今では昔のビジネスモデルです(有料のサポートサービスも昔の概念でしょう)。ソフトは無料(又は無料に近い値段)で提供して、利用者を増やして、その利用者から売上を上げるというネット時代ならではのモデルです。

値段次第ですが、弊社でも導入を考えてみたいと思います(法人料金は見積もりをお願いしないと分からないようです)。

*2月1日追記:お値段は、法人用のアドバンスプランの場合、Nドル/月のようです(正確なお値段をお知りになりたい方は直接お問い合わせ下さい)。このお値段は、無制限のユーザー数が含まれます(だから翻訳者が1万人でもこのお値段。5人でもこのお値段のようです)。

でも無料で使用できるので、当面は、無料版でいいか・・・。

翻訳システムの場合、一般ユーザ用のシステム、ソフト、アプリと違って、ユーザ数に限りがあります。翻訳業界でしか使用されません。投資家から巨額の投資を期待することは難しいでしょう。莫大な利益を得ることも簡単ではないでしょう。それでも開発を志す人達に敬意を示したいと思います。

僕は新しいものがとにかく好きなので色々試してみようと思います。

ある程度試してみたらこのブログでも書いてみたいと思います。

特許翻訳会社が社内で抱える問題


  1. 高齢化
  2. アンチテクノロジー派の存在
  3. 優秀な翻訳者の採用の困難さ


これ以外になにがあったかな・・・?

2017/01/27

特許翻訳者の平均年齢って40才ぐらい?

偶然だと思うが、2日連続で同業者の社長さんとお話する機会があった。

色々おもしろい話をした(けど、ここには書けない)。

その中で、「若い翻訳者さんっていないよねー」という話題になった(そもそも20歳代の人の応募ってなかなかないですねと慰めあった)。

20歳代で特許の翻訳者を始める人は少数だろう。

どうしてもスタートが30歳代になる。

経験を積んだらもう40歳代だ。

翻訳会社の場合、30歳代でも若手だ!

どうしても平均年齢が上がった場合、フットワークが悪くなる、変化に対応できないというマイナス面はあるが、信頼できる、成績が一定する、落ち着いているというプラス面もある。

まぁ若い人がキャ~キャ~言ってる翻訳会社って想像できないが・・・。

2017/01/26

Runaway translator

発注後、連絡を断った翻訳者。

昨日の9時に納品予定だが音沙汰なし。

本日の朝からスタッフのべ5名(1名は自分の作業に戻る必要があるので夕方に離脱)でファイルを分割して翻訳作業開始。

Memsourceはファイル分割(均等に、又は任意の数で)可能なので、翻訳を開始。

納品には間に合いそうな感じです。

チームワークで乗り切ろうと思います。

2017年、共存、コラボ、異業種

Let's find a way to coexist!

Work through innovation.

A new idea comes only from a different industry!

2017/01/23

残業をしない組織の作り方


  1. 合理的に判断して無理難題と思われるご要望をお受けしない。
  2. 無償奉仕はお断りする。
  3. 勤務時間内で成果を出すようにスタッフに伝える。
これで残業はかなり減ります。

残業を減らす理由は、残業が少ないとスタッフの疲弊が減り、スタッフのパフォーマンスが高まり、その結果、お客様にご満足いただける翻訳を提供できるからです。

またスタッフは余った時間で、自ら学習したり、趣味に興じたり、リフレッシュする余裕が生まれます。結果、良い翻訳が生まれます。クライアントにもご満足いただけます。

2017/01/22

2017年の姿勢

自分(達)がコントロールできないことにくよくよしない。

為替とか、政治とか、・・・。

新サービス

ある程度できると思わなければ、やりませんよ。

2017/01/21

2017年のウェブマーケティング

SEOは講じません。

「検索1位」を目指しません。

SNS廃止します。

2017/01/18

2017/01/15

順位予想

今年、下位に沈むだろうなと思うプロ野球チームがあります。

理由は、2つあります。

1つ目は、指揮官に統率力及び説得力がないこと。

2つ目は、組織が崩壊していること。

それぞれ詳しく書いてみます。

1つ目は、そのチームの指揮官は、あるベテラン選手2名にポジションの変更を提案しました。その2名の選手は提案を受け容れませんでした。指揮官に統率力又は説得力がないためだと思います。

2つ目は、組織全体を考えると、ベテラン選手は、ポジション変更(異動)を受け容れなければなりません。受け容れなければ、指揮官の構想が崩れてしまうからです。ベテランが異動を受け容れない組織は、組織として機能していません。

指揮官に統率力及び説得力がなく、組織も崩壊しているとなると、成績は芳しくないでしょう。

僕はスポーツ記事をビジネスに当てはめて考えることがよくあります。

ビジネスでは、ビジネスプランを実現するため組織変更や異動を行います。A社担当だった翻訳者をB社担当に変更するとか、翻訳担当を校正担当に変更するとかです。

基本的に、会社では、異動を断ると退職しか選択肢はありません。引き続き元の役割で勤務させるわけにはいきません。ベテランほど自分の立場を理解していれば異動は受け容れます。異動を受け容れることができないのは、経験が浅い人の特徴と言えます。

ほとんどの会社では、就業規則で業務命令を無視する場合は解雇すると定められていると思います。

1987年、ショートの真弓選手は、ライトへのコンバートされました。当時の監督の吉田義男さんの「センターライン強化(新人の平田選手をショートに起用する)」というチーム構想があったからです。チーム構想が成功した結果、阪神タイガースは日本一に輝きました。

チームの優勝の可能性がなくなったロッテの当時の稲尾監督は、個人タイトルを競っていた落合選手を控えにまわしましたた。新人選手に経験を積ませるためです。落合選手は「自分が断ったら監督の構想が崩壊する」と言って、黙って試合を休みました。その後、落合選手は日本を代表する打者及び監督になりました。

チームや組織の構想を考えるのは、選手ではなく指揮官です。個人が好き勝手を言い出すと組織が成り立ちません。言い出せるような組織を作ってしまったのは指揮官の責任です。

2017/01/09

What comes around goes around

独立した直後に契約してくれたメーカーさんがあった。1年ほど翻訳のお仕事をさせていただいた。突然、ある翻訳会社に全面的にお願いすることになったので個別の契約は年内をもって解除しますと通知された。

昨年になって、そのある翻訳会社さんに代わって我々があるメーカーさんのお仕事を引き受けるようになった。なぜ我々にお仕事が回ってきたかの理由は知っているが、ここでは書かない。

我々がその翻訳会社さんに追いつけたとは思っていないが、特許翻訳業界は狭いのでこういうことが起こる。

真面目に仕事をやっているとそのうちチャンスは巡ってくる。

今年も一生懸命仕事をしようと思う。

2017/01/07

シャツでも買い換える感覚でホームページを変更しました。

2017年1月7日をもって日本語のホームページを刷新しました。ついでドメインを変更しました。

新ホームページは、以下の通りです。

https://mktrans.biz

URLが短くなりました・・・。

お問い合わせメールも短くなりました。

info@mktrans.biz

どうぞ宜しくお願いします。

創業以来10年間、色々営業活動をやってきましたが、結局、最も効率的だったのがホームページでした。

100万円だしてプロの方にしっかりしたホームページを作成していただくのもいいと思いますが、我々は、1万円ちょっとで年間契約して毎年ホームページを変更していこうと思っています。

シャツでも買い換える(髪型を変える)感覚でホームページも変更していくつもりです。

オシャレでいいじゃないですか!

2017/01/06

10年目にして気づいたこと

この10年間、営業や集客に関するセミナーは、数え切れないほど出席した。

ブランディングに関するセミナーも。

ウェブマーケティングに関するセミナーも。

短期間で購読止めたけど、メルマガも購読した。

いろいろ試したけどどれもうまくいかなかった。

特許翻訳会社が新聞広告掲載しても反応ないだろうし・・・。やめとこか。

訪問営業も嫌がられるだけだし・・・。やめとこか。

ホームページあるけどほとんど閲覧されてないし。ないよりましか。

でも山のように仕事があるからいいか・・・。

真面目に仕事をしてきたのがよかったかな。

お客さんに恵まれたか。

運もあったか。

残業について考える-パフォーマンス面から

最近、朝、家の近所を20分ほどジョギングしている。そのときちょうど通勤途中の人たちに出会う。皆さん眠そうだ。シャキッとしてる人は少数だと思う。

日本の習慣で、遅くまで働いて頑張って翌朝も一番に出勤する。

でもこれだと翌朝(少なくとも午前中)のパフォーマンスは悪いと思う。

そんなに眠そうな人に大事な仕事は任せられない。それなら8時間全力で仕事をした方が効果的だ。

残業して10時間働いても8時間分の効果しか出なければ非効率だ。

だから8時間でベストなパフォーマンスを出して下さい、と指導しています。

お客さんの都合とかあって、遅くなることはあるだろけど。

2016/12/28

2016年も大変お世話になりました。

2016年度も大変お世話になりました。

2017は、1月5日から営業いたします。

来年ももどうぞ宜しくお願いします。

株式会社MK翻訳事務所 
代表 梶木正紀

2016/12/27

機械翻訳が向かう将来の方向

ちょっとお付き合いのある同業者さんが機械翻訳を組み合わせたサービスを開始された。

これまで機械翻訳は翻訳業界だけが利用してきた技術かもしれないが、2017年以降は、他業種が機械翻訳を組み合わせたサービスを続々と発表すると思われる(機械翻訳がバックグラウンドで動作しているかは分からないようなサービスも含めて)。

機械翻訳を組み合わせたサービスを中心にしたベンチャー企業なんかが起業されるのではないかな。

創業補助金の経費項目に「機械翻訳利用代金」が加えられる日も近いかもしれない(?)

これまで、同業者間では、機械翻訳を使っているか使っていないかが話題だった。これからは、機械翻訳をどのように使うかが話題になると思う。

勿論、手の内はお互い見せないと思うが・・・。

2016/12/25

できる翻訳者の性格とは?

あまり知られていませんが、できる翻訳者には共通する性格があります。

それは、ネガティブなことです。

できる翻訳者ほど性格はネガティブです。

採用に適さないぐらいのネガティブさを見せる方ができる翻訳者になれます。適性試験(性格試験)を受験してもらってネガティブさをご確認ください(他業種では採用されないぐらいのネガティブさが良いです)。

これは、自分の翻訳、他人の翻訳に納得しない性格(ネガティブさ)が良い翻訳者の資質だからだと思います。

翻訳者はある意味職人ですので。

できる翻訳者を採用したければネガティブな人を採用しましょう!

僕は翻訳できませんのでものすごくポジティブですが。

2016/12/23

なぜHybrid Translation の販売開始を決断したのか

なぜHybrid Translation(ハイブリッド型の翻訳*)の販売開始を決断したのかについて書きます。

理由は、3つあります。

1つ目は、機械翻訳の精度が高まったからです。以前から注目していましたが、精度が低すぎて商品にできなませんでした。しかし今年後半に機械翻訳の精度が飛躍的に高まりました。それで商品化しようと思ったのです。

2つ目は、特許翻訳市場における値崩れに伴ってこの市場から撤退せざるを得なくなったことです。特に、大阪の特許翻訳市場では、大手翻訳会社が低価格な翻訳を提供したため、値崩れが発生しています。もうこの市場は衰退期に入ったと判断しました(東京も同じかもしれません)。昨年から特許翻訳市場から撤退を真剣に考え出しました。そこでハイブリッド型翻訳市場という新しい市場を自分たちで作ってそこを土俵にしようと考えました。

3つ目は、資金調達です。翻訳は20年後消滅する仕事だと言われています。将来性のない事業に銀行もお金を貸しませんし、投資家も現れません。最近のニュースで確認する限り、人間翻訳の会社には投資家は興味を示していないことが分かります。

*ハイブリッド型翻訳とは、自動車で言えば、ガソリンエンジンと電気モータとを組み合わせたハイブリッドカーと似ています。機械翻訳+トランスレーション・メモリ+ポストエディットの3つを組み合わせた次世代の翻訳です。

*現在、2017年の正式発売前にトライアルのご依頼をお受けしています。正式依頼前に内容をお確かめしただけます。

2016/12/21

豊中商工会議所のインタビューを受けました。

本日、豊中商工会議所さんからインタビューを受けました。3月の会報誌に掲載されるみたいです。我々は、豊中市ではなく大阪市に本社がありますが、豊中商工会議所の会員です(事業者が豊中市内になくても会員になれるようです)。

今日は、これだけ。

では、また!

2016/12/19

明日は、ランチ会(忘年会)です!

我々は、残業ゼロを目指しています!目指しているだけで実際はゼロではありませんが・・・。

忘年会もランチタイムに行います。夜に行うと帰るのが深夜になってしまう可能性もあるので、基本
昼開催です!

今年のランチ会はすき焼きだそうです。

誰のセレクトだろうか・・・?

ではまた!

2016/12/18

2017年にやろうと思っていること

スタッフ間ではすでにメール送受信を廃止しましたが、クライアント様との間もメールでのファイル送受信を廃止しようと思っています。

これまでは、暗号化+パスワードにしていましたが、メールにファイルが添付されているとこの先何年間もダウンロード可能になってしまう、と商工会議所のIT担当の方にも言われました。

ファイルが添付されている過去メールも削除させようかと思っていますが、本文は残す必要があります。添付ファイルだけを削除することって可能なんでしょうか?

新サービス販売開始に伴って、セキュリティレベルも上げようと思っています。

2016/12/14

Hybrid Translation の考察-その1

機械翻訳(以下、MT)+TM+TB+ポストエディット(以下、PE)を組み合わせた翻訳サービスの販売を予定している。

様々なな検証及び実験を行っている。

ある検証の条件は、以下の通りだった。

  • 言語ペア:日英
  • MT:あり
  • TM:あり(弊社にて作成)
  • TB:あり(弊社にて作成)
  • 翻訳システム:あり
  • PE:私
  • 対象テキスト:明細書(弊社にて任意で指定)


結果の詳細はこちらをクリックして下さい。

この結果では、6102ワードを翻訳した。そのうち、1359ワードは、TMからであり、4707ワードは、MTであり、繰り返しが36ワードあったことが分かる。

ただし以下のことが判明している。


MT
50%–74%2543
0%–49%1838
4381

つまり全体で6102ワード中、4381ワードのMT使用率は、74%以下である。簡単に言えば、6102ワード中、4381ワード分は、ポストエディタ(私)がかなり書き換えているということだ。

いわばこれが弊社のHybrid Translation サービスである。MTという原材料をPEを通して翻訳というサービスにまとめて販売するわけである。石油会社が原油という原材料を精製してガソリンとか灯油を販売していることに似ている。

このサービスを販売するに当たりお問い合わせ頂いた中には「単なる機械翻訳でしょ」という誤解があった。

そうではない。

MTの部分が単なる原材料です。我々は自社で加工し、それを商品として販売します。

この検証を通して感じたこと:

  • TMのデータ量は、多いほど良い。
  • ポストエディタは、基本、ゼロから翻訳できる能力が必要。
  • 翻訳とPEとは、作業内容が全く異なる。
  • 料金次第ですが、PE次第でMT臭さを完全に払拭することが可能。
  • 意外にもMTは正確な翻訳をしてくれる。
  • 従来の翻訳方法と比べて、20%程度は作業が軽減された。

上の感想の中で、注目したいのが最後の「20%程度作業が軽減された」である。つまりMTというコストが極めて低い技術を利用して作業が20%低減されたのである。年間を通して考えると、作業効率が大幅に軽減されることになる。

さらに複数回、検証を行う予定です。またアップデートいたします。

2016/12/12

YouTube 特許翻訳セミナー/「英日特許トライアル(化学)模範解答及び解説」をアップロードしました

「YouTube 特許翻訳セミナー/英日特許トライアル(化学)模範解答及び解説」をご覧になりたい方は、ここをクリックして下さい(一瞬、デスクトップ画像のミランダ・カーが表示されます(笑い))。

2016年内は、制限なしで公開いたします。


2016/12/08

2017年の目標

2017年は、こんな感じで事務所を経営したい。


  1. 日英:英日の比率を50:50にする(現在、30:70)
  2. 日英チーム、英日チーム、ドイツ語チームの結成
  3. 新サービスの販売強化(Hybrid Translation など)
  4. スタッフ増員(とりあえず事務所一杯まで)
  5. 知財情報フェア出展

頑張ろう!

個人的には、Memsource Certified Trainer としての活動を強化したいです。

2016/12/07

Hybrid Translation を発売します

Hybrid Translation のサービス提供を開始することにしました。詳細は、以下をご覧下さい。

【サービスの内容】

クラウド翻訳システムを使用した機械翻訳+ポストエディットによる超低価格翻訳、Hybrid Translation (ハイブリッド型翻訳)のご提供

【作業工程】
  1. クライアント様からは過去の翻訳リソースをご提供いただきます(あれば)
  2. 弊社にて過去の翻訳リソースをTMとしてデータ化します。
  3. TMは、70%の一致率に設定します。
  4. TMのデータがなかったセグメントは、Google Translate API を使用して機械翻訳します。
  5. 全セグメントを人間のポストエディターがポストエディットいたします。
  6. 上記工程は、Memsource Cloud を使用して行います。
【備考】
  • 単なる機械翻訳ではありません。機械翻訳(機械)+翻訳テクノロジー(機械)+ポストエディット(人間)を組み合わせたハイブリッド型の翻訳です。
  • 過去の翻訳リソースとして、明細書10件程度をご提供下さい(なくても結構です)。
  • 現在、日英/英日のみ対応しています。
  • MSワードデータ(.docx)をご用意下さい。
  • TMで100%一致しても料金は頂戴いたします。
  • ポストエディットは、ポストエディターが行います。そのため、同じ機械翻訳エンジンを使用している他社様と同じ翻訳内容になるわけではありません。
  • あまりにも機械翻訳に向いていないテキストの場合、本サービスは対象外とさせていただきます。

まだ十分な数のポストエディタ獲得には至っておりませんので、納品に関しては、人間翻訳の場合と同じぐらいの日数が必要な場合がございます(翻訳担当者の都合次第のため)。ですので、今のところは、価格面のみが優位性が高いとお考え下さい。

お値段ですが、市場の動きを見ながら決定しようと思っています。

全くご依頼がなければすぐ販売を中止するかもしれません。でも2017年1年間ぐらいは営業活動をせっせと行いたいと思っています。

もしHybrid Translation が成功したら、普通の翻訳会社は廃業して、ハイブリッド翻訳会社に業態変更するつもりです。どうせ翻訳は10年以内に消滅します。それならその前に新業種で再スタートを切りたいです。

[追記:2016/12/12]
フォーマット変更等は、別途料金を頂戴いたします。ご了承下さいませ。

[追記:2016/12/13]
現在は、一般販売しておりません。

[追記:2016/12/14]
トライアルお受けいたします。

[追記:2016/12/16]
本サービス正式稼働後、データ送受信及び通信は、弊社指定のシステムをご利用いただきます。メールでの送受信はいたしません。

2016/12/06

2017年度の翻訳業界のキーワード


  • グーグル機械翻訳、
  • 機械翻訳エンジン会社の今後、
  • 人工知能、
  • 過労死、
  • 無償奉仕、
  • ブリジックス、
  • トランプ氏の大統領就任、
  • 大阪万博、
  • 円高円安、



2016/12/05

翻訳4G

僕がこの業界に入る前(2000年頃)は、すでにワープロが翻訳業界での主流のツールになっていた。その前は、タイプライターだった(らしい)。

タイプライター派は、ワープロでは気持ちがこもらない。1つ1つキーを打つのが翻訳だと主張していた。タイプライター派は、もはや存在しない。彼らは死滅した。時代に負けたのだ。これを第1世代(G1)と呼ぶことにする。

その後、CATツールが主流になった。ワープロ派は、CATツールでは「全体の流れが読めない」と反対した。CATツール反対派は、今でも存在する。これを第2世代(G2)と呼ぶことにする。

2016年は、機械翻訳が精度を高めた。2017年には、機械翻訳が主流の翻訳ツールになるだろう。これを第3世代(3G)と呼ぶことにする。

CATツールの是非は、一世代前の議論である。今の議論の中心は、機械翻訳をいかに業務に活かし、効率を上げ、生産性を高めるかである。

その後、第4世代(4G)は、人口知能によるアシストを受けながらの翻訳だろう。現在、マクロで自動化されている作業は、人工知能が行うことになる。

我々は、時代に逆らわない。マーケティングの基礎として逆らうわけには行かない。生き残る唯一の道だ。

2016/12/04

TEPからMPPへ

翻訳会社として提供するサービスは、「TEP」である。つまり、

T:Translation/翻訳
E:Edit/校正
P:Proofread/プルーフリード

少なくとも2名以上のオペレーターが1翻訳案件に関与する。翻訳会社の翻訳サービスの標準だと思う。

2017年以降は、「MPP」も標準になるだろう。つまり、

M:Machine Translation/機械翻訳
P:Post-edit/ポストエディット
P:Proofread/プルーフリード

時代は僕達が眠っている間も進んでいる(My Little Loverもそう歌っていた)。時代に遅れないようについて行きたい。

僕は機械翻訳には魅力を感じていた。ここ3年間、様々な機械翻訳のセミナーやコンファレンスに出席した。正直、仕事には使えないと感じていた。しかし最近の進歩を見る限り、サービスとして提供できるレベルに達しつつあるのではないだろうか。

我々も、翻訳者及び校正者に加えて、ポストエディターの所謂ジェネラリストの育成にも力を入れたい。

2016/12/01

2017年の機械翻訳の発展


僕の理解が正しければだが・・・。今年機械翻訳のセミナーに参加した。そのとき、その機械翻訳の団体のトップぐらいの方と交流会でお話をする機会があった。そのとき「コーパスの収集はネットで簡単にできるが、AIに活用できるデータの収集ができない(のでAIを機械翻訳に活用できるわけではない)」と言っていたと思う。僕は、人間翻訳+翻訳テクノロジー+人口知能のハイブリッド翻訳に興味があったので、正直言って、そのご指摘にはガッカリした。

日本の機械翻訳業界はグーグルさんの機械翻訳を予想していなかったのか?日本の機械翻訳の研究をなさっているトップクラスの研究者も予想していなかったのか?

グーグルさんの本業は、機械翻訳開発ではない。本業は、サーチエンジンのサービス提供だ(マイクロソフトさんは、OSのライセンス会社だ)。

もし同業者さんが我々よりも品質の良い翻訳を低コストで生産できるサービスを提供したとしても脅威には感じない。我々は反省して、更に低価格の翻訳が提供できるように努力するだろう。ただしもし他業者さん(例えば、携帯電話会社さんとか極端に言えば、コンビニ)が我々と同程度の翻訳を低価格で提供できるようになったら僕は廃業を考える。もう勝負にならないと負けを認める。

他業種であるグーグルさんのような会社が機械翻訳の精度を飛躍的に向上させた。機械翻訳開発会社はどのような戦略でグーグルさん等の企業と戦うのだろうか。

2017年も機械翻訳から目を離せない。

我々は、機械翻訳会社ではない。機械翻訳のユーザだ。より良い機械翻訳を求めている。より良いサービスを選択し購入する。

2017年は、付加価値として機械翻訳を導入したい。